キャンプ初心者向け!恥ずかしい思いをしないおすすめの対策とは
「キャンプ初心者だけど、恥ずかしい思いをしたくない」
「初心者であることが恥ずかしくて、なかなかキャンプに行けない」
キャンプに行きたくても、恥ずかしい思いをしたくない方や、初心者であることがネックでなかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では
・周りから見た初心者キャンパーへの目
・キャンプ初心者がやりがちな恥ずかしい失敗
・恥ずかしい思いをしないための対策
について、詳しく解説していきます。
この記事を読めば、キャンプ初心者であることへのコンプレックスがなくなり、自信を持ってキャンプに行けるようになります。
実際に、私の初心者時代の経験談をふまえて解説していきますので、参考にしてみてください。
編集者
Shun Honke
■ mypace outdoor運営者
公務員を退職後、不動産、広告代理店で営業兼コンサルタントを経験したのち、独学でマーケティングを学び、ITベンチャー企業でマーケティング担当に。その後、フリーランスとなり、趣味であるキャンプ・サーフィン
をするために宮崎県に移住。株式会社OUTRIPを設立し、アウトドアブランド「mypace outdoor」を立ち上げる。
contents
キャンプ初心者であることを周りのキャンパーは気にしてない!
自分がキャンプ初心者であることに、コンプレックスや抵抗がある方も多いと思いますが、そこまで恥ずかしがる必要はありません。
というのも、周りのキャンパーはそこまで他のキャンパーを見ていないからです。
よっぽどマナーの悪いキャンパーは少し目に入りますが、それ以外は初心者でも経験者でもキャンプをやっていれば分からないので心配する必要はありません。
また、はじめは誰しも初心者です。
初心者のころは失敗して当たり前で、その経験がのちの笑い話となり成長していくもの。
そのため、キャンプ初心者であることは“決して恥ずかしいことではない”ので、思い切ってキャンプに行ってみてください。
キャンプ初心者がやりがちな恥ずかしい失敗
初心者でなく、ベテランになってもキャンプは失敗がつきものです。
私もいまだにキャンプに行くと何か失敗することがあり、それもキャンプの魅力と思って楽しんでいます。
しかし、はじめはなるべく失敗せずに楽しみたいですよね。
そこで、キャンプ初心者がやりがちな“恥ずかしい失敗”を紹介していきます。
それがこちらです。
- 必要な道具を忘れる
- キャンプ場選びを間違える
- テント設営のペグ打ちが下手
- タープをピンと張れない
- 荷物の積み込みがうまくいかない
- 焚き火の着火がうまくいかない
- キャンプ飯がうまくいかない
- キャンプで何をするのか分からない
- 何かと段取りが悪い
必要な道具を忘れる
キャンプ初心者でよくある失敗が、必要な道具を忘れることです。
さすがにテントやシュラフを忘れる方は少ないと思いますが、小物を忘れてしまうのはよくあることです。
例えば、
・コーヒーを飲もうと思っていたのに、コーヒーミルを忘れる
・整理整頓のため買ったハンガーラックを忘れる
・カトラリーセットをキッチンに忘れる
など、「せっかくキャンプ用に買ったのに忘れてしまう」という失敗はよくあるので、自分の中で持ち物リストを作っておくのもひとつです。
また、持っていく道具が多いから忘れ物が増えるだけで、ミニマリストキャンプなど最小限の荷物であれば道具を忘れる可能性は低いのでおすすめです。
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キャンプ場選びを間違える
初心者の場合、キャンプ場選びに失敗して快適に楽しめないことがあります。
キャンプ場にはいくつかの種類があるため、はじめは選び方が難しいかもしれませんが、楽しくキャンプをするためには重要なポイントなので怠ってはいけません。
キャンプ場選びで最低限見るべきポイントは
・家からの距離
・トイレ、シャワーなどの設備
・季節に合わせた場所
などで、とくに初心者の場合は「家からの距離」や「季節に合った場所」などは重要なポイントです。
例えば、夏の暑い時期は海沿いではなく、比較的気温の低い高原のキャンプ場を選ぶなど、快適にキャンプを過ごすためには季節に合ったキャンプ場を選ぶ必要があります。
キャンプ場の選び方を詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
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テント設営のペグ打ちが下手
キャンプに行くとテントを設営することになりますが、「ペグ打ちが苦手でうまくテントを設営できない」という方が多くいます。
ペグ打ちの基本は、ペグの頭をテントとは反対側に45°倒し打ち込むことです。
こうすることで、テントやガイドロープにテンション(張り)がかかり、ピンとキレイにテントを張ることができます。
また、ペグ打ちがうまくいかない理由は、ペグの種類と地面がマッチしていない可能性が考えられます。
例えば、雨の後でぬかるんだ地面に短いペグを打ってもすぐに抜けてしまいますし、固い地面に長いペグを打ち込んでは抜くのが大変になってしまいます。
このように、ペグは地面に合わせて種類を使い分けるのがベストなのですが、はじめはそんなこと言われてもよく分からないはずです。
そのため、キャンプ初心者の場合は、どんなペグでも刺さりやすい芝生のキャンプ場を選ぶのがおすすめです。
タープをピンと張れない
せっかくタープを持っていても、キレイに張れないとモヤモヤしますよね。
しかし、タープをピンと張るのはコツがいるので、ベテランキャンパーでも苦手な人は苦手です。
そのため、そこまで気にする必要はありませんが、どうせならピンとキレイに張りたいですよね。
タープをピンと張れない方の特徴は
・最初にタープを広げていない
・メインポールのペグダウンが甘く抜ける
・1人で作業している
などで、基本的にタープをキレイに張るには、しっかりタープを広げられる場所が必要です。
また、1人でキレイに張るのは至難の業なので、出来れば2人で作業するようにしましょう。
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【結論】キャンプにタープはいらない?必要な状況とタープの役割とは
荷物の積み込みがうまくいかない
キャンプ道具が多くなると、車への積み込みがうまくいかないことがあります。
単純に、積載量が少ない車両の場合は積み込みが難しく、場合によっては何度も積み直しが必要になるケースもあるでしょう。
また、行きは積み込みがうまくいっても、帰りはゴミが出るなど荷物が膨れ上がっている可能性があり、チェックアウトの時間もあるので、積み込みに時間を費やしている場合ではありません。
そのため、車に荷物を積み込む際は、少し余裕がある状態で行くのがベストです。
焚き火の着火がうまくいかない
友達や恋人とキャンプに行って、焚き火の着火がうまくいかないと恥ずかしいですよね。
焚き火の着火がうまくいかない主な理由は
・薪が湿っている
・着火剤が少ない
・可燃性ガスが発生しづらい環境
・風が強い
・薪の組み方が悪い
などで、初心者の場合は焚き付けが簡単な「針葉樹の薪」を選び、燃えやすい固定燃焼などの着火剤を使用しましょう。
また、BBQなどでも焚き付けは必要になるので、自身がない方は薪が燃えるメカニズムを理解しておくことをおすすめします。
参照:薪の燃焼のしくみ・温度との関係|薪ストーブの新保製作所
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キャンプ飯がうまくいかない
キャンプの醍醐味でもあるキャンプ飯は成功させて、美味しいご飯を食べたいですよね。
キャンプ飯では焚き火などの火を使った料理が多くなりますが、その際に注意したいのが“火力調整”です。
火力調整を間違えると、せっかく料理が焦げてしまったり、逆に生焼けになってしまったりしてしまいます。
そのため、初心者の方はいきなり焚き火料理をするのではなく、はじめは火力を調整しやすいバーナーやカセットコンロを使用するのがベストです。
キャンプで何をするのか分からない
キャンプって意外と何をするべきか分からない方も多いのではないでしょうか。
キャンプの楽しみ方は人それぞれで、焚き火や読書、アクティビティなどを楽しむのもひとつですが、何しないのもキャンプの醍醐味です。
自然の中でのんびり過ごす時間は、とても贅沢で日々の生活でたまったストレスを一気に解放できる瞬間でもあります。
無理に何かする必要はなく、とくにやりたいことがない場合は、自然の中でのんびりリラックスしてみてはいかがでしょうか。
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何かと段取りが悪い
キャンプで一番避けたい失敗は「何かと段取りが悪い」ということです。
キャンプ場の計画から移動、テント設営、お風呂、焚き火・ご飯の準備、撤収など、キャンプは意外とやることが多く、はじめはスケジュール通りに進まないこともあります。
しかし、あまりにも段取りが悪すぎると、
・スケジュールがどんどんタイトになる
・お風呂の時間が短くなる
・消灯時間になり薪が余る
・作れない料理が出てきて食材が余る
・急いで撤収をすることになる
など、キャンプを楽しむどころか、部活の合宿のようになってしまう可能性があります。
そこまでガチガチにスケジュールを組む必要はありませんが、キャンプになれるまではある程度余裕を持ったスケジュールを組むようにしましょう。
恥ずかしい思いはしたくない!おすすめの対策
個人的には、恥ずかしい失敗も“良い経験”のひとつなのでしていいと思うのですが、中には「絶対に恥ずかしい思いはしたくない」という方もいるはずです。
そんな方のために、キャンプ初心者でも“恥ずかしい思いをしない”おすすめの対策をいくつか紹介します。
- ベテランキャンパーと一緒に行く
- ソロキャンプをする
- 恋人と行かない
- コテージやグランピングを利用する
- 事前にある程度調べておく
ベテランキャンパーと一緒に行く
安心安全なのは、知り合いのキャンプ経験者と一緒にいくことです。
キャンプ初心者の何が不安かというと、すべてにおいて正解が分からないことなので、経験者と一緒に行くことで一通りのやり方を見て学ぶことができます。
使っている道具なども教えてもらうことができるので、道具選びの参考にもなるでしょう。
しかし、問題は身近にキャンプ経験者があるかということ。
もし、身近な知り合いにキャンプ経験者がいない場合は、次以降の対策を検討してみてください。
ソロキャンプをする
いきなりソロキャンプをするのは、キャンプ初心者にとって抵抗がある方も多いと思いますが、ソロキャンプであれば恥をかく心配がありません。
なぜなら、“ひとり”だからです。
これがソロキャンプの魅力で、キャンプ飯に失敗しても怒る人はいませんし、段取りが悪くても誰にも迷惑はかかりません。
そのため、恥ずかしい思いをする心配がないので、自分の好きなようにキャンプをすることができます。
「人に迷惑をかけるのが嫌」「恥ずかしい思いをしたくない」という方は、ソロキャンプで経験を積むのもひとつです。
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恋人と行かない
恥ずかしい思いをしたくないなら、キャンプ初心者のうちは恋人とキャンプに行くのを控えるようにしましょう。
テント設営が下手、段取りが悪いなどの頼りない姿を見て、恋人が冷めてしまう可能性もあります。
しかし、その程度で冷める恋なら、どちらにせよこの先長く続くとは考えにくいです。
そういう意味では、長くお付き合いをする相手を見極めるために、あえて一緒にキャンプに行くという考え方もありますが、恥ずかしい思いをしたくないという観点では一緒に行かないことをおすすめします。
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コテージやグランピングを利用する
キャンプに行きたいけど不安がある場合は、コテージやグランピングを利用するのもひとつです。
コテージやグランピングであれば、道具を準備する必要もなく、設備も揃っているので失敗することはほとんどありません。
そのため、友達や恋人と行っても、恥ずかしい思いをすることがないので安心して楽しむことができます。
コテージやグランピングは少し料金が高くなってしまいますが、楽しみながらアウトドア気分も味わえるので、キャンプ初心者の方にはおすすめの施設といえます。
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事前にある程度調べておく
「失敗したくない」「恥ずかしい思いをしたくない」という方は、出来る限り調べてから行くようにしましょう。
自分の購入したテントの設営方法、ペグの打ち込み方、焚き火の付け方、料理の仕方など、自分が不安や疑問に思うことは出来る限り調べてからキャンプに行けば、そこまで大きな失敗はしないはずです。
また、最近ではWi-Fiが完備されたキャンプ場もあるので、現地でもいろいろと調べることができます。
まとめ
キャンプ初心者のころは、なるべく失敗して恥ずかしい思いをしたくないと思うかもしれませんが、あとあと考えればそれもひとつの良い経験になります。
ベテランキャンパーもはじめは初心者からスタートして、いろいろな失敗をして経験を積んでいます。
また、私自身がそうなのですが、失敗や予定通りにいかないことがあっても、たいていは何とかなります。
失敗しない人間はいないので、まずは思い切ってキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。
それでも、キャンプについて不安や疑問がある方は、公式LINEで質問を受け付けておりますので、よければ活用してみてください。