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初心者でも簡単!サーフィンワックスの塗り方・剥がし方!

この記事では、サーフィンワックスの塗り方と剥がし方について、サーフィン初心者の方でも分かりやすいよう解説していきます。

サーフィンにおいてワックスは非常に重要な要素であり、パフォーマンスに大きな影響を与えるので、正しい方法で塗ることが大切です。

適切なワックスの塗り方を知らずにサーフィンをすると、良い波に乗れても滑ってしまい、悔しい想いをしてしまうことも...

そんな思いをしないためにも、この記事でサーフィンワックスの塗り方・剥がし方をしっかり身につけ、サーフィンを楽しめるようになりましょう!

この記事で伝えたいこと
✓サーフィンワックスの必要性
✓サーフィンワックスの塗り方
✓サーフィンワックスの剥がし方

編集者

Masashi

MYPACE OUTDOOR創業者
■趣味:車旅/ サーフィン / 釣り / BBQ
■海が好き過ぎて海沿いの町に移住し、週3~5日はサーフィンをする生活。
もちろん仕事も一生懸命。将来の夢は海と山を行き来する生活。

サーフィンワックスの必要性

「そもそもサーフィンにワックスって必要なの?」
と思っているサーフィン初心者の方もいるのではないでしょうか?

サーフィンにおけるワックスの役割とは「滑り止め」です。

通常のサーフボードは表面がコーティングされているので、ワックスを塗らないとこのようにツルツルの状態になっています。

この状態でサーフィンをすると滑ってしまうので、ワックスを塗り、ボートの表面に凹凸を作ることで、滑らずサーフィンを楽しむことができます。

ワックスの種類

ワックスはまず、大きく分けて2つの種類に分けられます。

  • ベースコート
  • トップコート

それぞれ硬さに特徴があります。

まずはベースコートについて見ていきましょう。

ベースコート

ベースコートはどのワックスの種類より最も硬く、下地として使用します。

一番最初に一番固いベースコートを塗ることで、ボードの表面に凹凸を作りやすくなり、凹凸が崩れにくくなります。

トップコート

トップコートは下地で作ったベースコートの凹凸に、さらにグリップ力をつける役割で使用します。

トップコートは海に入る度に、気温や海水温に合った硬さの種類を塗っていきます。

この硬さの種類を間違えてしまうと、ワックスが溶けてしまったり、逆に硬すぎて上手く塗れなかったりするので、適切な硬さの種類を選ぶことが重要です。

ワックスの硬さの種類

  • TROPICAL(トロピカル)
  • WARM(ワーム)
  • COOL(クール)
  • COLD(コールド)

基本的に水温によって適切な硬さが分かれていますが、分かりやすい季節別のおすすめはこちらです。

春・秋

COOL(クール) or WARM(ワーム)


WARM(ワーム) or TROPICAL(トロピカル)


COOL(クール) or COLD(コールド)


詳しくはこちらの記事にまとめているので、参考にしてみて下さい。

関連記事

サーフィンワックスのおすすめ4選!種類や選び方も解説!

サーフィンワックスの塗り方

ワックスの塗り方はサーフィンを続けていくと、自分好みの塗り方が出てきますが、まずは基本的な塗り方をおさえておきましょう!

その① 塗る範囲を決めよう!

まずは自分のサーフボードの塗る範囲を決めましょう。

ショートボードだと大体この範囲です!

デッキパッドを除いた、6~7割ぐらいの位置が大体の目安です。


足の着く位置は勿論ですが、手の着く位置やドルフィンスルーで握るレールの部分(横の丸まっているところ)も忘れず塗るようにしましょう。

塗る範囲が狭いと滑ってしまうので気持ち広めで大丈夫ですが、あまりに広いと塗るのが大変になってしまいます。

編集者

ちなみに、プロサーファーはノーズの方まで塗っていることがありますが、それはエアー(空中に飛ぶ技)をする際に足がかなりノーズ寄りになるからです。

その② 格子状にベースコートを塗る

ワックスを塗る範囲が決まったらベースコートを用意しましょう。

筆者の場合、FU WAXは高いので「ベースはSEX WAX、トップはFU WAX」という組み合わせで使ってます!

勿論、ベースコートもFU WAXがおすすめです!

SEX WAX

FU WAX

ベースコートの角を使って線を引くように斜めに塗り、このような格子状を作っていきます!


どうして格子状に塗るの?
格子状に塗ることでワックスが重なるところで段さができ、その段さを大きくすることでボコボコの凹凸ができるという仕組みです!

その③ 格子状の上にベースコートを塗る

格子状に塗ることができたら、ワックスの面の部分で円を描くように塗っていきます。

ワックスより一回り大きいぐらいの円を描くイメージで塗っていきましょう!

編集者

この時に強く押しすぎてしまうと、ワックスが潰れてしまうので軽く押すようにしましょう。

面で塗り始めて5分ぐらいです。

このまま面で塗り続けても良いですが、筆者は疲れるのでワックスを斜めにし、角で塗っています。

だいぶボコボコの凹凸になってきました!大体15分ぐらい塗っていきます。

このようなボコボコの凹凸ができたら、ベースコートは完成です!

時間はかかりますが、しっかり粒を作ることで、グリップ力は強くなります!

粒の間隔を広くするのか狭くするのか、または格子状を作らずいきなりベースコートをランダムに塗っていくのか、人それぞれ好みがあります。いろんな塗り方を試してみて、自分の好みを探してみてください!

その④ 海に入る前にトップコートを塗る

ベースコートでしっかり粒を作ったら、海に入る直前で季節に合ったトップコートを塗っていきます。

FU WAXの場合はベースと同じように、ワックスの面の部分で円を描くように薄く塗っていきます。

このようにネバネバした糸を引いた状態になれば完成です!

このネバネバがFU WAXの魅力であり、驚異のグリップ力を生んでいます! 

引きで見るとこんな感じです。滑る気がしませんね!!

その他のブランドの場合はワックスを縦にした状態で塗っていき、ベースコートのボコボコの凹凸をコーティングしていくイメージで塗っていきます。

注意点
トップコートを塗る際は、ゴリゴリとやる気の出る良い音が鳴りますよね!
しかし、サーフポイントの駐車場が民家に近い場合は、その音で近所迷惑になってしまうこともあります。
早朝から民家近くのサーフポイントで入る予定の場合は、自宅でトップコートを塗るようにしましょう。

サーフィンワックスの剥がし方

ワックスの剥がし方の前に、「どのようなタイミングでワックスを剥がせばいいのか」参考までに見てみて下さい!

ワックスの剥がすタイミング

正直、ワックスの剥がすタイミングは個人差があり、好みで分かれてきます。

「ベースはそのままで表面のトップコートだけ剥がす」という方だったり、「季節に応じてベースコートも全て綺麗な状態にする」という方だったり、いろんなやり方があります。

ちなみに筆者は汚れているのが嫌なので、季節ごとにベースコートからしっかり剥がしています。

基本的に冬用のワックスは柔らかく溶けやすいので、ゴールデンウイークを過ぎた辺りから溶け始めてしまいます。(地域によります。)

そうなるとべちゃべちゃしてしまいますし、グリップ性能も落ちてしまうのでワックスの塗り替えをおすすめします。

まずは基本的なワックスの剥がし方をおさえておいて、自分好みのタイミングで塗り替えをしてみて下さい!

それでは、基本的なワックスの剥がし方を解説していきます!

その① まずは道具を用意する

左がスクレーパー、右がリムーバー

まずはワックスを落とすのに便利なアイテムを用意しましょう。


スクレーパー

筆者も愛用しているこちらのスクレーパーなら、少ない力でワックスを落とすことができるのでおすすめです。

ワックスケースを買った際に小さいヘラのようなものがセットでついてくるので、それを使えないこともないですが、かなり指の力を使うので疲れてしまいます。

できれば専門の道具を用意しましょう!

リムーバー

こちらは石油系溶剤という材料で、ワックスを簡単に溶かし、落とすことができます。

リムーバーを使わずに落とすこともできますが、かなりの労力が必要になりますし綺麗に落とすことができません。

トップコートのみ落としたい場合は、逆にリムーバーは使うとベースコートまで落ちてしまうので、基本的には使いません。

その② 簡単にスクレーパーで落とす

まずはスクレーパーで簡単に落としていきます。

いきなりリムーバーを吹きかけても良いですが、べちょべちょになってしまうのが筆者は嫌いなので、簡単にスクレーパーで落としていきます。

冬は固くて中々落ちにくので、いろんな方向から落としていきます。

ちなみに、こちらがワックスに付属しているへらの場合です。指の修行みたいになります...

ワンポイントアドバイス!
このように新聞紙を下にひくことで、落としたワックスが床に着くことなく作業できます。さらに、この後の作業でリムーバーを吹きかけていくので、段ボール等を新聞紙の下にひいておくことをおすすめします!

ワックスが床に着くと中々取れないので注意して下さいね!

その③ リムーバーを吹きかける

リムーバーを吹きかける前にワックスのカスを回収しておきましょう。後の掃除が楽になります!

このようにある程度ワックスを落とすことができたら、リムーバーを吹きかけていきます。

10分ぐらい放置してると、ワックスが溶けてくるので再度スクレーパーで落としていきます。

おまけ
このようにキッチンペーパーに染み込ませておくと若干早く溶けてくれます!キッチンペーパーが勿体無いので筆者はあまりしてませんが...(笑)

その④ キッチンペーパーなどで拭く

ある程度落とすことができたら、キッチンペーパーで拭いていきましょう。

スクレーパーでは落としきれない細かいところは、キッチンペーパーで拭き取ると綺麗に落ちてくれます。

編集者

時間のある方は裏面についているワックスも綺麗に落とすことで、水の抵抗が少なくなりサーフィンの調子が上がるかもしれません!!

その⑤ 最後に乾いたタオルで拭き取る・シャワーで流す

キッチンペーパーでワックスを完全に落とすことができたら、最後に乾いたタオルや雑巾でリムーバーを拭き取っていきます。

リムーバーが残った状態だとワックスをうまく塗ることができなくなってしまうので、しっかり拭き取りましょう。

編集者

筆者はいつもシャワーで流して乾かすようにしています。

はい!綺麗になりました! 

まとめ

サーフィンのワックスは正しい塗り方でグリップ力を最大限に発揮し、綺麗に剥がすことでより効果的に使用できます。

ここ一番の波で滑らず、しっかりとサーフィンを楽しむためには、ワックスの塗り方・剥がし方をマスターすることが大切です。

適切な手順を覚えて、自分のサーフィンスタイルに合わせてワックスを使いこなしましょう。

この記事を参考にワックスの効果を最大限に引き出し、最高のサーフィンライフを送って貰えればと思います。



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