サーフィンワックスのおすすめ4選!種類や選び方も解説!
サーフィンをする上で必要不可欠なものが「ワックス」です。お店やネットで見てもいろんな種類があり、「どれを買えばいいのか迷った」なんて方も多いのではないでしょうか?
そもそも初心者の方は「どうしてワックスが必要なのか?」「ワックスって何?」と疑問に思っている方も多いと思います。
今回はそんなサーフィンワックスの必要性や種類、実際に筆者が使ってみたおすすめブランドから基本的な塗り方、剥がし方まで解説していくので、初心者の方は特に参考にしてみて下さい!
✓ワックスの種類
✓筆者が実際に使ってみたワックスのおすすめ
✓ワックスの塗り方、剥がし方
サーフィンワックスの塗り方・剥がし方について詳しく解説している記事はこちら!
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編集者
Masashi
MYPACE OUTDOOR創業者
■趣味:車旅/ サーフィン / 釣り / BBQ
■海が好き過ぎて海沿いの町に移住し、週3~5日はサーフィンをする生活。
もちろん仕事も一生懸命。将来の夢は海と山を行き来する生活。
contents
サーフィンワックスはなぜ必要?
サーフィンでワックスはどうして必要か?ずばり「滑り止め」です。
ワックスをサーフボードの表側(デッキ部分)に塗りこみ、身体や足が滑らないようにします。
通常のサーフボードは購入したばかりだと、このようにツルツルした状態になっています。
今までレンタルサーフボードを使っていたり、友達のサーフボードを借りていた方は既にワックスが塗られていたかもしれません。
このままでは滑ってしまい、パドリング(寝そべって漕ぐこと)や立って波に乗ることはかなり難しくなるので、ワックスを塗る必要があります。
サーフィンが上手くなってくると、ワックスの塗り方でパフォーマンスが変わってくるほど大事な存在になってきます。
ワックスって大事ですよね!!
サーフィンワックスの種類
それでは、まずワックスにはどんな種類があるのか見ていきましょう!
ワックスはブランドによって様々な種類がありますが、どのブランドも大きく2つの種類に分けられます。
- ベースコート
- トップコート
この2種類は「固さ」の違いで分けられ、ベースコートの方が固くなっています。
硬さ
- ベースコート(硬) > トップコート(軟)
それではなぜベースコートの方が固くなっているのかは、用途を見ながら解説していきます。
ベースコート
ベースコートは一番固いため、下地として使用します。
一番最初にベースコートを塗ることでサーフボードの表面にぼこぼこの凹凸を作り、その上に季節に合ったトップコートを塗っていきます。
トップコート
ベースコートが最初の下地用なのに対し、トップコートは海に入るたびに季節に合った固さの種類を塗ります。
ベースコートを塗っただけだと凹凸ができるだけでグリップ力はそれほどありません。ベースコートの凹凸にさらにグリップ力をつけるため、トップコートが必要になります。
水温や外気温によって使用する固さの種類が変わり、大体以下のように分けられます。
(ブランドによって多少種類や水温が変わってきます)
- TROPICAL(トロピカル)
- WARM(ワーム)
- COOL(クール)
- COLD(コールド)
それぞれ季節に合ったものを使用しないと、暑さで溶けてしまったり、逆に固くてしっかり塗ることができずワックスの効果を得られなくなります。
それではそれぞれの特性を見てみましょう。
TROPICAL(トロピカル)
- 季節:真夏
- 適正水温:24℃以上
- ウエットスーツ:タッパー・トランクス
- 固さ:★★★★(柔↔固)
海パンでサーフィンができるぐらいの、真夏の暑い時期に使用します。トップコートの中では一番固く、ベースコートが無い時の代わりとしても使用できます。
WARM(ワーム)
- 季節:夏
- 適正水温:20~25℃
- ウエットスーツ:シーガル・スプリング
- 固さ:★★★☆(柔↔固)
初夏や秋の始まりなど「TROPICALだと固くて塗れないが、COOLだと溶けてしまう」そんな時に使用します。地域によっては秋の終わりごろまで使用できます!
COOL(クール)
- 季節:秋・春・冬
- 適正水温:13~18℃
- ウエットスーツ:3㎜フルスーツ・セミドライ
- 固さ:★★☆☆(柔↔固)
秋や春、冬など3㎜フルスーツやセミドライでサーフィンをするような時期に使用します。一年間で一番使用することが多く、「夏前や秋終わりの早朝など、気温が下がってWARMだと固くて塗れない」そんな時にも使用できます!
COLD(コールド)
- 季節:真冬
- 適正水温:~13℃
- ウエットスーツ:セミドライ・ブーツ・グローブ・ヘッドキャップ
- 固さ:★☆☆☆(柔↔固)
セミドライだけだと寒く、ブーツやグローブをつけるような真冬の時期に使用します。ただ、真冬の時期は滑り止めの役割をブーツやグローブがしてくれるので、筆者はCOOLを軽く塗るぐらいで、正直COLDはあまり使用していません。
おまけ SUMMER COOL(サマークール)
- 季節:秋・春
- 適正水温:17~21℃
- ウエットスーツ:3㎜フルスーツ・シーガル
- 固さ:COOLとWARMの間
この後紹介する「FU WAX」というメーカーから出ているのが「SUMMER COOL」です。こちらは秋や春などの「外気温が低くWARMだと固い」「まだ春で水温はそんなに高くないけど、外気温が夏日でCOOLが溶けてしまう」そんな時に使用します!
季節別サーフィンワックスの選び方
これまでベースコート1種類とトップコートの4種類を紹介しましたが、初めてワックスを買う方はどれから買えば良いか分かりませんよね。
初めてワックスを購入する時は、
「ベースコート」+「季節に合ったトップコート」
この2つを購入しましょう。
トップコートの種類は先に紹介した適正水温、ウエットスーツを参考にし、おおよその季節別のおすすめトップコードは以下の通りです。
春・秋
COOL(クール) or WARM(ワーム)
夏
WARM(ワーム) or TROPICAL(トロピカル)
冬
COOL(クール) or COLD(コールド)
もしどちらか迷ったら柔らかい方を選び、溶けてしまったり固くて塗れない場合は、状況に応じて違う種類を選ぶようにしましょう。
筆者が実際に使ってみた!おすすめサーフィンワックス4選
これまでたくさんのワックスを使用してきた筆者が、実際に使ってみておすすめのワックスを紹介します。どのブランドにしようか迷っている方は是非参考にしてみて下さい。
筆者おすすめ№1 FU WAX
世界中のプロサーファーが愛用し、筆者も愛用しているおすすめ№1が「FU WAX」です。
価格は他のブランドに比べて高いですが、グリップ性能の高さは世界中のトップサーファーが証明しています。
普段サーフィンをしていて、「ワックスをちゃんと塗ったのに滑ってしまった。良い波だったのに...」そんな経験をしたことないでしょうか?
筆者はFU WAXに変えてからは、そんな悔しい思いをすることが無くなりました。「FU WAXに変えてサーフィンが上手くなった気がする」大げさではなく本当にある話です!
1つ辺り1000円ちょっとするので財布との相談になりますが、サーフィンが大きく変わる可能性があるので予算に余裕のある方は「FU WAX」を選んで間違いないでしょう!
ワックスの老舗ブランド! SEX WAX
ワックスの老舗ブランドであり、世界中のサーファーから人気が衰えないのが「SEX WAX」です。先に紹介したFU WAXに比べ値段が約半額程で、数々のプロサーファーも使用しています。
その人気から大体のサーフショップに置いてあるので手に入れやすく、また良い匂いがするのも特徴的です。
正直ここからは好みが分かれてくるので、「まだワックスを使ったことが無い」という初心者の方はこのSEX WAXを使ってみて基準にするという考え方もあります。
コスパ最強! Sticky Bumps
これまで紹介した中で最安値であり、粘土も十分にあるためコスパ重視の方に絶賛おすすめなのが「Sticky Bumps」です。
2023年2月時点のAmazonで、5個セット(トップコート4種類+ベースコート)が1631円と1個辺りの値段がなんと330円程とかなり安く手に入れることができます。
値段だけでなくグリップ性能も優れているので、SEX WAXより性能を好んで使用する人もいます。
「とりあえずワックスを用意したい!」「安いけど有名ブランドのワックスを使いたい!」そんなあなたにぴったりです!
メジャーブランド! FCS
数々のサーフィンアイテムを世に出している「FCS」。そんなサーフィン界のメジャーブランドからもワックスが出ています。
保管にも使いやすいオリジナルのパッケージや、ワックス自体が楕円形の形になっていたりと、他にない特徴を持っています。
筆者が実際に使ってみた塗り心地に関しては、他の「SEX WAX」や「Sticky Bumps」と似たような感じでワックスの粒々を大きくし、滑りにくくするイメージです。
有名ブランドということもあり性能は間違いないので、実際に使ってみて好みで選んで問題ないでしょう。
サーフィンワックスの保管にはケースが最適!
ワックスは熱に弱いため、袋から出した状態で高温の車内に放置してしまうと溶けて使い物にならなくなってしまいます。
なるべくケースに収納し、直射日光の当たらない場所で保管するようにしましょう。
ワックスケースは1つ用のものがベーシックですが、複数入るものもあり「朝一は寒いからCOOLで、日中はWARM」といった2つ使用したい時などに便利です!
こちらの記事におすすめのワックスケースを紹介しているので、是非参考にしてみて下さい!
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サーフィンワックスの塗り方
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Step1ワックスを塗る範囲を決める!
足や手の着く位置、ドルフィンスルーで握るレールの部分(横の丸まっているところ)も含めて、ショートボーダーならボードの6~7割ぐらいを塗る範囲とします。
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Step2格子状にベースコートを塗る!
ベースコートで格子状に塗っていきます。格子状に塗ることで、段差ができ、ボコボコの凹凸になります。
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Step3格子状の上にベースコートを塗る!
格子状の上からベースコートで円を描くように塗っていきます。格子状の凹凸を潰さないよう、優しく塗っていきましょう!粒々ができたらベースは完了です!
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Step4海に入る前にトップコートを塗る!
海に入る直前に、ベースで塗ったワックスの上から季節に合ったトップコートを塗っていきます。
こちらの記事では、ワックスを剥がす方法を実際の写真を使用し、詳しく解説しているので是非参考にしてみて下さい!
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サーフィンワックスの剥がし方
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Step1まずは道具を用意する!
ワックスを落とすのに便利なアイテムとして、スクレーパーとリムーバーは用意しましょう!
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Step2簡単にスクレーパーで落とす
まずはスクレーパーで簡単に落としていきます。
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Step3リムーバーを吹きかける
リムーバーを吹きかけて、10分ぐらい放置してるとワックスが溶けてくるので、再度スクレーパーで落としていきます。
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Step4キッチンペーパーなどで拭く
スクレーパーでは落としきれない細かいところを、キッチンペーパーや雑巾でで拭き取ると綺麗に落ちてくれます。
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Step5最後に乾いたタオルで拭き取る・シャワーで流す
リムーバーが残った状態だとワックスをうまく塗ることができなくなってしまうので、しっかり拭き取ります!
こちらの記事では、ワックスを剥がす方法を実際の写真を使用し、詳しく解説しているので是非参考にしてみて下さい!
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最後に
ワックスは消耗品なので、「安いやつで適当に塗って終わり!」という方も多いと思いますが、ワックス一つでサーフィンは大きく変わってきます。
いつも同じワックスを使うのではなく、たまには違うブランドのワックスを使ってみると自分に合ったワックスが見つかり、パフォーマンスの向上に繋がるかもしれません。
今回の記事が、そんな自分に合ったワックスと出会えるきっかけになってくれたらと思います。