サーフィンを10倍楽しむ!波情報アプリの完全ガイド!
大好きなサーフィン。
ワクワクしながら海に向かうと、期待していた波のサイズが無かったり、反対に波が大き過ぎてサーフィンできなかったり、そんな経験ありますよね。
そんな悲しい思いや不安を解消してくれるのが、波情報です。
この記事では、波情報の見方から、無料・有料のおすすめ波情報アプリ、リアルタイムで波情報を知る方法まで、初心者から中上級者が知りたい情報を分かりやすくお伝えします。
波情報について学びたい初心者の方から、波情報アプリを検討している方まで是非参考にしてみて下さい!
✓無料のおすすめ波情報アプリ
✓有料のおすすめ波情報アプリ
編集者
Masashi
MYPACE OUTDOOR創業者
■趣味:車旅/ サーフィン / 釣り / BBQ
■海が好き過ぎて海沿いの町に移住し、週3~5日はサーフィンをする生活。
もちろん仕事も一生懸命。将来の夢は海と山を行き来する生活。
contents
波情報をチェックするメリット
- サーフポイントの狙いを絞ることができる
- 週末の予定が立てやすくなる
- その日の一番良い波を当てることができる
- サーフィン初心者でも安心してサーフィンすることができる
波情報をチェックするメリットとして最大のポイントが、その日の一番良いサーフポイントを見つけることができる点です。
さらに、週間予想などを見れば週末の予定も立てやすくなり、良い波を当てる確率も大きくなります。
また、波情報にはうねりの大きさが記載されていることが多いので、初心者の方でも安心してサーフィンしやすくなります。波情報を見ない理由を探す方が大変なほど、メリットしかありません!
波情報は一回見てしまうと、恋人のラインを待つように頻繁に見てしまいます。こうなると完全にサーフィン中毒者です。仕事中やデート中は控え目に...
基本的な波情報の見方
まずは波の見方を理解しておきましょう。
波情報には様々な情報が記載されていますが、サーフィン初心者で特に大事なポイントは以下の4つです。
- 波の高さ
- 風の向き
- 潮の満ち引き
- 海面状況
波の高さ
波の高さは日本では、岸から海を見て体の部位によって表されます。
波の高さの表記
- フラット・スネ・ヒザ・モモ・腰・腹・胸・肩・頭・頭オーバー・ダブル
海外だと波の裏側から見て、フィート(ft)で表されますが、日本では基本的にこの体の部位で表されるので、覚えておきましょう。
初心者の場合はコンディションによりますが、腹サイズ以上になると沖に出るのが難しくなってしまいます。
また、うねりが「1.3m」のように表記されることもありますが、うねりの向きや波の周期等によってサイズが変わってきます。
長年サーフィンをやっていると何となく分かってきますが、うねりの数値で大きさを予想するのは中々難しいので、サーフィン初心者には体の部位で表記されているアプリがおすすめです!
風向きの見方
風向きは一般的に「○○風」という風に記載されています。
「○○風」というのは○○の方向から吹く風という意味です。
例えば...
- 北風→北から南に吹く風
- 南風→南から北に吹く風
- 南東風→南東から北西に吹く風
サーフィンでは海に対する風向きが、波の質や形に大きく影響されるので、以下のように呼ばれています。
- オフショア
- オンショア
- サイド
- サイドオフ
- サイドオン
オフショア
陸から海に向かって吹く風。海面が綺麗になりサーフィンしやすくなる。
オンショア
海から陸に向かって吹く風。海面が荒れてしまうので、基本的にはサーフィンには適していない。
サイド
海と平行に横から吹く風。強く吹くと海面が荒れてしまう。
サイドオフ
陸から海に向かって斜め横から吹く風。程よい強さなら海面が綺麗になるので、サーフィンには適している風向き。
サイドオン
海から陸に向かって斜め横から吹く風。強く吹くと海面が荒れてしまう。
詳しくはこちらの記事にまとめているので、参考にしてみて下さい。
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サーフィン初心者のための入門講座!サーフィンの始め方を徹底解説!
潮の満ち引き
潮の満ち引きとは月の引力によって海面が上下に動く現象で、これがサーフィンの波質に大きく影響します。
基本的に潮が満ちることを「満潮」、潮が引くことを「干潮」と言います。
満潮
- 潮が最も高い状態。潮が多いとも言う。
- 海面が高くなるので波が割れにくくなり、割れるポイントが遠くなることがある。
- 干潮→満潮に向かうことを「満ち込み」や「潮が上げてる」という。
- リーフポイントでは潮位が高いとリーフが隠れて、サーフィンが安全になることもある。
干潮
- 潮が最も低い状態。潮が少ないとも言う。
- 満潮→干潮に向かうことを「引き込み」や「潮が引いてる」という。
- 海面が低くなるので、波が割れやすくなり、割れるポイントが近くなることがある。
- リーフポイントではリーフが現れて、怪我をする可能性がある。
潮の干満による波の影響は、サーフポイントによって大きく変わってきます。波情報の干潮、満潮を参考に、普段入るポイントがどのタイミングで波が良くなるか意識しておくと、良い波に巡り合う可能性が高くなります。
海面状況
海面状況もサーフィンを楽しむ上で、大事な要素の一つです。
海面状況は風の影響を大きく受けて変化し、「(海)面がきれい」といった見た目で表現されます。
面が良い・面ツル・ガラス
基本的にオフショア寄りの風が、微弱に吹いているかほぼ無風の状態で、サーフィンには最適の状態です。
ざわついている
オンショア寄りの風が微弱か少し強く吹いている状態で、波の割れ方がバラバラになってしまうので、あまりサーフィンには適していません。
荒れている
オンショア寄りの風が強いか非常に強く吹いている状態で、波の形もバラバラになってしまうので、サーフィンには適していません。
海面状況が悪くても、地形次第で波が良いこともあります。しかし、初心者の方には少し乗るのが難しくなるので、面の良い場所をおすすめします。
無料で使えるおすすめ波情報アプリ3選
これまで波情報の見方について解説してきましたが、ここからはその波情報を見るためのアプリを紹介します。
正直、サーフィン初心者の方には次に紹介する有料アプリの方が見やすいのでおすすめですが、これから紹介するのは無料なので一つのツールとして参考にして貰えたらと思います。
Windy(ウィンディ)
Windy(ウィンディ)は天気予報から風の強さ、風向き、うねり、気温などのデータを見ることができる無料アプリです。
様々な情報を見ることができるので、サーファーだけではなく釣りやパラグライダー、ドローンパイロットなど様々な分野でも利用されています。
サーフィンでは主に風の強さ、うねりの強さ、うねりの向きを見ておけば何となくの予想を立てることができます。
初心者の方でいきなりWindyのみで予想を立てるのは少し難しいので、有料アプリと両方使いながら、何となくの予想を立てる練習をすると良いでしょう!
Windy.com - 天気とレーダー
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Yahoo!天気
サーフィン以外でも使用している人が多いYahoo!天気ですが、風の情報を知りたい時に活用できます。
自分が行きたい海の近くの町を選択すると、時間ごとの天気と一緒に風予報も見ることができます。
WindyもYahoo!天気も100%当たる訳ではないので、先ほど紹介したWindyと一緒に使用すれば、おおよその風向きと風の強さを予測することができます!
Yahoo!天気
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Surfline
Surflineは全世界のサーフィンスポットに関する情報を提供し、各サーフポイントの波の高さから風の強さ、風向きなどを無料で、より詳しく知ることができます。
さらに限られたポイントになってしまいますが、ライブカメラも無料で見ることができるので、自分が狙っているポイントの近くのライブカメラを見れば、より波を当てやすくなります。
ただし、Surflineは基本的に英語表記になっているので、英語が苦手な方には少しハードルが高く感じてしまうかもしれません。
英語が苦手な筆者でも、基本的な波の高さや風向き、強さなどは何となく分かるので、これから紹介する有料アプリの補助として使用しても良いかもしれません。
Surfline: Wave & Surf Reports
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【より詳しく】おすすめの有料波情報アプリ3選
ここからは有料波情報アプリの紹介です。
有料ですが基本的に月500円ぐらいが相場なので、そこまで高くなく波情報をチェックすることができます!
波を外したくない方は、是非ともダウンロードしておきたいところです!
有料アプリと無料アプリの違い
有料アプリと無料アプリの大きな違いは、「人がチェックしている」という点です。
リポーターのような専門の方が直接海に行き、波の状態を確認し、その詳細な情報を提供します。
もちろん全てのサーフポイントをカバーできているわけではありませんが、人気のサーフポイントについては信頼性の高い波情報を得ることができます。
それでは筆者が実際に使用してみた感想を踏まえて、おすすめの有料波情報アプリを3つ紹介します。
おすすめ有料波情報アプリ① 波伝説
波のサイズから風向き、海面状況など多くの情報を見ることができます。
ポイントによっては、リポーターの方が手撮りで解説付きの動画を撮ってくれるので、その動画を見るだけでも価値は高いです。
実際に使ってみると、他のアプリに比べ、波のサイズが小さいと点数が低く、逆にサイズがあると点数がつきやすい感じがあります。
初心者にはきついコンディションでも点数が高くなることがあるので、どちらかというとサーフィン中上級者の方におすすめです!
波伝説 "Catch the wave" サーフィン波情報
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おすすめ有料波情報アプリ② BCM
こちらも波伝説と同じく、波のサイズから風向き、海面状況など多くの情報を見ることができます。
エリア一覧で見る際に、風向きが見やすいのでサーフィン初心者には分かりやすい作りになっています。
実際に使ってみると波のサイズが小さくても、面が綺麗で形が良ければ点数が高くつきやすい感じがしたので、サーフィン初心者にはおすすめです!
BCM波情報アプリ
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おすすめ有料波情報アプリ③ なみある
こちらもこれまでと同様、波のサイズから風向き、海面状況など多くの情報を見ることができます。
エリア一覧で見た際に、人間の体の部位で波のサイズを表しているので、サイズが分かりやすいといった特徴があります。
特徴的にはBCMと似たようなところがあるので、2週間のトライアルで試しに利用してみて、自分が使いやすいものを選択するのも良いでしょう。
なみある?アプリ サーフィン&波情報
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リアルタイムで波を確認する方法
これまで紹介したアプリを利用しなくても、海の近くのライブカメラを無料で見たり、サーフショップが波情報をアップしてくれていることもあります。リアルタイムで波情報を確認できるので、是非利用してみましょう!
全国のライブカメラ情報(随時更新)
北海道
・浜厚真
東北
・福島:北泉海岸
関東
・千葉:一宮海岸
・千葉:千倉
・神奈川(湘南):七里ガ浜
・神奈川(湘南):鵠沼
東海
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・新潟:五十嵐浜
・福井:サンセットビーチ
・鳥取:白兎
・島根:神戸川
九州
離島
・新島:羽伏浦
・種子島
波情報で更にサーフィンを楽しもう!
私たちサーファーにとって絶対に必要なのが波情報です。
知らないポイントに行く時、週末の計画を立てる時、何よりも良い波を追い求める時、波情報は私たちにとって最高の相棒になります。
無料のアプリ、有料のアプリ、ライブカメラを使いこなすことで、サーフィンを10倍楽しむことができます。
この記事で紹介した波情報を上手に活用し、サーフィンを楽しんで貰えたらと思います。