知っておきたいキャンプで疲れる原因!おすすめの解決策を紹介
「キャンプって意外と疲れるだけでは……」
「キャンプ疲れは解消できないのか?」
キャンプに行ったことがある方は分かると思いますが、キャンプって意外と疲れますよね。
しかし、何がそんなに疲れるのか分からない方も多いでしょう。
そこで、この記事では
・初心者がキャンプで疲れる原因
・経験者がキャンプで疲れる原因
・キャンプ疲れを解消する方法
などについて、詳しく解説していきます。
この記事を読めば、キャンプで疲れる原因とその解決策を知ることができます。
“キャンプ疲れ”に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
編集者
Shun Honke
■ mypace outdoor運営者
公務員を退職後、不動産、広告代理店で営業兼コンサルタントを経験したのち、独学でマーケティングを学び、ITベンチャー企業でマーケティング担当に。その後、フリーランスとなり、趣味であるキャンプ・サーフィン
をするために宮崎県に移住。株式会社OUTRIPを設立し、アウトドアブランド「mypace outdoor」を立ち上げる。
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初心者が知っておきたいキャンプで疲れる7つの原因
初心者の方は、とくにキャンプに行くと疲れるはずです。
要領が分からないのもありますが、他にもいくつかの原因が考えられます。
初心者がキャンプで疲れる主な原因は、以下の7つです。
- キャンプ場選び疲れ
- 準備疲れ
- 移動疲れ
- 設営疲れ
- 寝不足疲れ
- 撤収疲れ
- キャンプギアのメンテナンス疲れ
1. キャンプ場選び疲れ
キャンプ初心者の場合、キャンプ場選びに疲れてしまうこともあるでしょう。
場所にもよりますが、キャンプ場は種類が多く、どこが良いのか迷ってしまいますよね。
キャンプ場を探しているうちに、どんどん疲れてしまい「もういいや」となってしまいがちです。
そのため、キャンプ場選びで初心者が押さえておきたいポイントは、以下の3つです。
・区画サイト
・芝生
・自宅近く
区画サイトなら、誰にも邪魔されずにキャンプを楽しめ、芝生サイトならペグも刺さりやすく設営が簡単です。
また、初心者のうちは、なるべく自宅近くのキャンプ場を選ぶようにしましょう。
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2. 準備疲れ
キャンプは準備が大変です。
日程調整やキャンプ場選びなどのスケジュールから、ギア(道具)の購入、買い出し、荷物の積み込みなど、意外とやることが多いです。
そのため、キャンプに行くまでにヘトヘトに疲れてしまうことがあります。
とくに、荷物が多いと、車への積み込みが大変になるので、最小限の荷物で行くことをおすすめします。
3. 移動疲れ
自宅から遠いキャンプ場を選ぶと、車移動に疲れてしまうことがあります。
とくに、土日や大型連休は、道路が渋滞していることもあり、ストレスも溜まってしまいます。
移動で体力を奪われてしまうと、キャンプを思い切り楽しめない可能性もあるので、なるべく移動距離の短いキャンプ場を選びましょう。
4. 設営疲れ
テントの設営は、キャンプ初心者の方にとっての”難敵”と言っても過言ではないでしょう。
設営に慣れていないと、設営途中で風に飛ばされたり、ペグ止めが甘く倒れてしまったりしてしまいます。
自信がない方は
・1人ではなく複数人で設営に取り掛かる
・設営動画を見ておく
など、対策しましょう。
5. 寝不足疲れ
朝起きて「なんだか、体がダルイ」と感じたら、寝不足が原因かもしれません。
ただでさえ、いつもと違う環境で寝ることになるので、睡眠の質は下がってしまいます。
さらに、マットが薄い、地面から冷気が上がってきて寒いなどで、ぐっすり眠れない可能性もあるので注意しましょう。
睡眠の質を上げるには、底冷え対策や枕にこだわることをおすすめします。
6. 撤収疲れ
撤収は設営よりも疲れるものです。
設営は、まだ”これからキャンプが始まる”という高揚感がありますが、撤収は帰り支度なので本当に苦痛です。
主に、朝行う撤収作業は以下のとおりです。
- テントの収納
- 朝食で使った食器洗い
- テーブルなどの収納
- ゴミの整理
- 荷物の積み込み
キャンプ場はチェックアウトの時間が決まっているので、朝は早く起きて、余裕を持って撤収作業に取り掛かるようにしましょう。
7. キャンプギアのメンテナンス疲れ
キャンプは、家に帰って終わりではありません。
キャンプギアが汚れている場合はキレイに洗って、濡れてしまった場合はしっかり拭き取らないとサビが発生する可能性があります。
しかし、キャンプで疲れて、家に帰ってからもキャンプギアのメンテナンスを行うのはしんどいですよね。
このような、キャンプ後のメンテナンスで疲れてしまう方は多いはずです。
キャンプ経験者でも疲れる主な原因
キャンプで疲れるのは初心者だけではなく、経験者であっても疲れることがあります。
キャンプ経験者が疲れる主な原因を4つ紹介します。
ロースタイルで疲れる
キャンプで人気のスタイルといえば”ロースタイル”です。
焚き火との相性が良く、重心が低いので安心感のあるスタイルですが、その反面で「疲れる」というデメリットもあります。
とくに、腰が弱い方は、低い位置からの立ち上がりが多いと、辛く感じてしまうこともあるでしょう。
キャンプでは、憧れもあると思いますが、自分の体に合ったスタイルを選択することをおすすめします。
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暑さで疲れる
キャンプ経験者といえ、夏の暑さにはかないません。
夏の炎天下の中、テント設営や食事の準備などしていると、紫外線を浴びて疲れてしまうことがあります。
夏のキャンプでは、キャンプ場選びも重要ですが「タープを設営などの紫外線対策」「扇風機の使用や十分な水分補給などの熱中症対策」が必須です。
夏キャンプに行く際は、暑さ対策、そして虫除け対策を徹底しましょう。
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レイアウトにこだわりすぎる
キャンプに慣れてくると「もう少しこうしたい」「ここにあれを置きたい」など、レイアウトにこだわりすぎてしまうこともあるでしょう。
しかし、なかなか納得のいくレイアウトにならず、ずっと考えて試行錯誤していると、疲れてしまうことがあります。
レイアウトは、モチベーションを上げる重要なポイントでもありますが、こだわり過ぎずほどほどにするのがベストです。
SNSを気にしすぎる
最近では、キャンプの様子や風景などをSNSにアップする方も多いはずです。
写真や動画を投稿するだけなら問題ありませんが、中にはSNSを見て「楽しそう」「私もしたい」など、他の人をうらやましがる方がいます。
近年では「SNS疲れ」という言葉があるように、SNSの見過ぎは疲れの原因になります。
SNSで疲れてしまう方は、キャンプ飯の参考に見るなど、SNSの利用方法を検討しましょう。
キャンプの「疲れる」を解決する6つの方法
アウトドアで行うキャンプは、疲れて当然です。
しかし、対策次第では、快適にキャンプを楽しめるようになります。
ここでは、キャンプの「疲れる」を解決する6つの方法を紹介します。
1. 余裕を持ってスケジュールを立てる
キャンプで疲れないためには、余裕を持ったスケジュールが重要です。
タイトなスケジュールを立ててしまうと、時間に追われて疲れてしまいます。
また、初心者の方は「何にどれぐらいの時間がかかるのか」分からないこともあるでしょう。
余裕がないと、素直にキャンプを楽しめないだけでなく、イライラして空気が悪くなる可能性もあります。
キャンプに行く際は、時間に余裕を持って行動するようにしましょう。
2. 荷物を少なくする
荷物が多いと、積み下ろしも大変で、何より撤収や帰宅後のメンテナンスが面倒です。
ファミリーキャンプなどで、どうしても荷物が増えるのは仕方ありませんが、減らせるものは減らして、極力少なくすることをおすすめします。
正直、すべてのギアを持って行っても、使うものは限られてきます。
キャンプに行く前に「使うギア」と「今回は使わないギア」で分けて、荷物を整理しておくとよいでしょう。
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3. 自宅から近いキャンプ場を選ぶ
キャンプに慣れている方は問題ありませんが、初心者の方は絶対に自宅から近いキャンプ場を選びましょう。
これだけで、キャンプ全体を通しての疲労が大きく変わってきます。
山の上にある景色の良いキャンプ場に憧れる気持ちも分かりますが、慣れるまでは自宅近くのキャンプ場を選ぶことをおすすめします。
4. 土日・祝日は避ける
土日・祝日のキャンプ場は、人が多く混雑しています。
自然の中で静かに過ごせると思って行くと、予想以上の人に落ち着かないこともあるでしょう。
仕事の都合で、土日や祝日しか行けない場合は仕方ありませんが、出来るなら土日・祝日は避けて平日に行くことをおすすめします。
私は、人の多いキャンプがあまり好きではないので、いつも人の少ない平日に行くようにしています。
5. 設営・撤収しやすいギアを選ぶ
テント設営に慣れていないと、設営や撤収をするだけで疲れてしまいます。
そのため、設営・撤収のしやすいテントを選ぶのがおすすめです。
ソロキャンプなら、ポールを立てるだけで設営できる「ワンポールテント」や、誰でも簡単に設営できる「ワンタッチテント」など。
最近では、グループキャンプやファミリーキャンプ用でも、設営がしやすいテントがリリースされているので、購入する際は”設営・撤収のしやすさ”に注目しましょう。
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6. ご飯は簡単に作れるものにする
キャンプ飯はキャンプの醍醐味と言っても過言ではありません。
しかし、はじめのうちは、時間のかかる料理やこだわり過ぎた料理は避けることをおすすめします。
例えば、13時頃にキャンプ場にチェックインして、テント設営してからご飯を食べると、すでに14時~15時になっています。
お腹ペコペコの状態で、時間のかかる料理を作るのは苦痛でしかありません。
そのため、お昼ご飯は、簡単に作れる料理で小腹を満たすのがおすすめです。
テント設営やキャンプの要領が分かってきてから、キャンプ飯にこだわるようにしましょう。
まとめ
キャンプは楽しいこともありますが、同時に「疲れる」ものでもあります。
とくに、初心者の方は、要領が分からず余計に疲れてしまうこともあるでしょう。
準備疲れや移動疲れ、設営疲れなど、疲れるポイントはいくつかありますが、キャンプで疲れるのは初心者だけではありません。
経験者は経験者で、レイアウトにこだわり過ぎたり、SNSを気にし過ぎたりして疲れてしまうことがあります。
キャンプの「疲れる」を解消するには、余裕を持ったスケジュールで、荷物を少なくするのが一番です。
また、自宅近くのキャンプ場を選ぶ、土日は避けるなども効果的です。
アウトドアで行うキャンプは、どうしても疲れてしまうこともありますが、それを上回る"楽しさ"があるので、少しでも疲れを軽減して楽しむようにしましょう。
キャンプについての質問や疑問点などは、公式LINEにて質問を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。