ソフトボードのおすすめ・選び方!子供から初心者、中上級者まで
ソフトボードはサーフィン初心者から中上級者まで、そして子供から大人まで幅広く楽しむことができます。
しかし、ソフトボードも長いものから短いもの、各ブランドからたくさんの種類が出ているので、いざ選ぶとなると迷ってしまいます。
そこで、この記事ではソフトボードの選び方からどんな種類があるのか解説しながら、子供から初心者・中上級者向けのおすすめを7つ厳選したので、是非参考にしてみて下さい!
✓ソフトボードの選び方
✓おすすソフトボード7選
編集者
Masashi
MYPACE OUTDOOR創業者
■趣味:車旅/ サーフィン / 釣り / BBQ
■海が好き過ぎて海沿いの町に移住し、週3~5日はサーフィンをする生活。
もちろん仕事も一生懸命。将来の夢は海と山を行き来する生活。
contents
ソフトボードの特徴は?
- 表面が柔らかい素材で作られている
- 表面が柔らかいので、ぶつかった際の衝撃を和らげてくれる
- 浮力が高いのでボードが安定し、初心者でも簡単に立つことができる
- 通常のボードに比べて値段が安い
ソフトボードは通常のサーフボードと比べ、素材に違いがあります。ボードの表面がスポンジのような柔らかい素材になっているので、衝撃を和らげ、高い浮力を持っています。
この特性により、サーフィン初心者の方から子供、さらには中上級者の小波用や練習用ボードとして大変人気があります。
反対に高い浮力を持っている分、クイックな動きが難しいので、様々な技に挑戦したい方や大きな波に挑戦したい方にはあまり向いてません。
ソフトボードの種類
ソフトボードは大きく分けて「ソフトボード」と「ソフトトップボード」の2種類に分けられ、両方とも表面が柔らかい素材でできていますが、内部構造と使用目的やレベルによって分けられます。
ソフトボード
通常のソフトボードとは全体が柔らかいスポンジ素材でできています。そのため、ボードの浮力が高く、衝撃を和らげてくれます。
浮力が高いとボードが安定し、サーフィン初心者の方や子供でも簡単に立つことができるので、初心者の方には特におすすめです!
こんな人におすすめ!
- サーフィンをがっつり始めるのではなく、夏にちょこっと楽しむぐらいが良い
- 子供と一緒にサーフィンを楽しみたい
- 怪我のリスクを抑え、安全にサーフィンを楽しみたい
- より安くボードを購入したい
おすすめできない人
- 本格的にサーフィンを始めたい
- 大きいサイズの波にも挑戦したい
ソフトトップボード
ソフトトップとは通常のソフトボードと違い、内部が硬質な素材(EPS素材等)でできており、表面のみに柔らかい素材が使用されています。
これによりハードボード(通常のサーフボード)と同じような乗り心地になり、ソフトボードの良い面を持ちながら、高いパフォーマンスを発揮してくれます。
普段ハードボードを使用しているサーフィン初心者の方から、中上級者の小波用や練習用に向いています。
こんな人におすすめ!
- サーフィン中上級者で小波用やレールワークの練習用にセカンドボードが欲しい
- サーフィン初心者で将来的にはショートボードに挑戦したい
- ソフトボードでも、ある程度ダイナミックなサーフィンがしたい
- より安くボードを購入したい
おすすめできない人
- よりダイナミックにクイックにボードを動かしたい方
- より安いボードを求める方
ソフトボードの選び方
ソフトボードを選ぶ上で大事なポイントが、以下の4点です。
- ソフトボードの種類
- 先端(ノーズ)の形状
- ソフトボードのサイズ
- 自分のレベル
ソフトボードの種類
まずは、先ほど紹介した通常のソフトボードとソフトトップボードから、自分が理想とするサーフィンスタイルを考え、選んでみましょう。
サーフィンをレジャー感覚で子供と楽しみたいという方は通常のソフトボード、より本格的にサーフィンを始めたい方はソフトトップボードがおすすめです。
先端(ノーズ)の形状
ボードの先端(ノーズ)部分を見るとそのボードがどのようなコンセプトで作られているのか知ることができます。
先端が丸くなっている(ラウンドノーズ)
先端が丸くなっているため、体積がより広くなり、浮力が高くなります。初心者から子供まで小さな波でサーフィンを楽しみたい方に向いています。
先端が尖がっている(ポイントノーズ)
先端が尖がっているため操作性が高く、よりクイックにボードを動かすことができます。
さらに波のサイズが大きくても、ある程度対応することができるので、中上級者の方の練習やより本格的にサーフィンを始めたい初心者の方に向いています。
ソフトボードのサイズ
ソフトボードのサイズを選ぶ上で大事になってくるのが「長さ」です。
基本的にボードの長さはフィート(’)とインチ(”)で表され、「7’0」や「6’4」のように表記されています。
一般的に7’0以上のサイズは長い方の分類になり、初心者向けのボードになります。逆に7’0以内のボードは短い方の分類になり、中上級者の練習用やより本格的にサーフィンを楽しみたい方向けになります。
長いボード(7’0以上)の特徴
- 直進性に優れる
- 安定感がある
- 小さい波に適している
- 初心者に適している
短いボード(7’0以内)の特徴
- クイックにボードを動かすことが可能
- ショートボードと近い感覚で乗ることができる
- 中上級者の練習に適している
- サーフィン初心者の方がショートボードに初めて挑戦する際のステップアップに適している
【2023年】最新おすすめのソフトボード7選
これまで解説したソフトボードの選び方を踏まえて、各レベルに合ったおすすめのソフトボードを7つ紹介していきます。
【初心者向け】 キャッチサーフ オディシーログ
カリフォルニア生まれでソフトボードのパイオニアとされるキャッチサーフのベスト・オブ・スタンダードがオディシーログです。
サーフィン初心者に最適なボードとして知られ、サーフィン体験やレンタルボードとして多く使用されています。
豊富な色のバリエーションと高いデザイン性があり、自分好みのボードが選べるので自宅に飾ればインテリアとしても楽しめます。
さらにハワイの大波でも使えるほどの耐久性があり、これからサーフィンを始めたい初心者の方には特におすすめのボードとなっています。
自宅での保管や、移動を考慮すると7’0サイズがおすすめですが、さらに浮力と安定性を求めたい方は8’0サイズも選択肢として良いでしょう。
【初心者向け】Beach Access ソフトボード 8’0 ミニロング
Beach Accessは日本のブランドで、ミニロングはサーフィン初心者向けの入門用ボードとして高い人気があります。
こちらのミニロングは「早く」「楽に」テイクオフ(ボードの上に立ち上がること)できるよう設計されているので、サーフィン初心者の方でもより多くの波に乗ることができます。
また、ワックスフリータイプという特長もあり、普通のボードだと滑り止めとしてワックスを塗る必要がありますが、このボードは特殊加工がされているため面倒なワックス掛けが不要になります。
さらに、ボードの持ち運びを容易にするハンドルもついているので、女性や体格の小さな方にとって大きなポイントになります。
このミニロングのサイズは8’0(フィート)ですが、もし持ち運びや動かしやすさを重視するなら、少し小さめの7’2(フィート)のミッドレングスモデルもおすすめです。
【初心者向け】 ミックファミングソフトボード THE CATFISH
ミックファミングソフトボードは3度の世界チャンピオンに輝いた世界的スターの「ミックファミング」が考案、テストし作られているソフトボードブランドです。
その中でもTHE CATFISHは「とにかく早くて楽しいボード」をコンセプトに作らているので、初心者でも乗りやすく楽しくサーフィンすることができます!
先に紹介したボードよりも短いのが特徴的で、今後はショートボードに挑戦してみたいといった初心者の方にはぴったりなボードです。
頭サイズ以上の波でない限り普通のボードが必要ないと思うほど様々なコンディションでサーフ可能。と言われているぐらい万能なボードなので、初めての一本にもおすすめです!
【中上級者向け】PYZEL GREMLIN Soft Top boards
2度の世界チャンピオンに輝いたジョンジョンフローレンスをスポンサーとする、パイゼルサーフボードから出ているソフトボードです。
その中でもGREMLINモデルは楽なパドルと早いテイクオフができるよう設計されているので、波が良くない時も楽しくサーフィンできます!
ジョンジョンフローレンスがテストしていることもあり、洗練されたレール形状に高い耐久性があるので、中上級者のセカンドボードとして練習用や小波用におすすめの1本です!
【中上級者向け】アルメリック CHANNEL ISLANDS M23 SOFT BOARD
CHANNEL ISLANDSからリリースされたハイブリッドソフトボードがM23モデルです。このボードはロングボードのパドル力とショートボードの反応性を兼ね備えたハイブリッドな設計になっています。
ワックスが不要な柔らかくて弾力のあるEVA素材がデッキ部分に使用され、ボトムは通常のサーフボードと同等のハードボトムとなっています。これにより、ソフトボードの取り扱いで通常のボードと同じような滑走力と推進力が得られます。
初心者からプロレベルまで、様々なコンディションで楽しめるよう作られているので、中上級者の方にもおすすめの1本となっています。
【子供向け】PLACEBO ORCA
親子でサーフィンを楽しみたい方におすすめなのがプレセボのソフトトップボード「ORCA」です。
このボードは通常のソフトボードと同じように柔らかい素材で安全性を保ちつつ、ボードの中身は通常のボードと同じような素材で作られているソフトトップモデルになります。これにより、通常のサーフボードと同じ乗り心地でサーフィンをすることが可能になり、子供でも楽しく、安全に扱えるボードになっています。
また、こちらのボードはデッキ部分にPVCラバーが貼られているので、面倒なワックス掛けを必要とせず、素足やブーツでも滑らずサーフィンを楽しむことができます。
勿論、大人でもしっかり乗ることができるので、親子でサーフィンを楽しみたい方にはぴったりのボードです!
【子供から初心者向け】SOFTECH(ソフテック) ROLLER
子供から初心者の方におすすめなソフトボードがソフテックの「ROLLER(ローラー)」です。
大体どのサーフショップにも初心者の練習用として置いてあるぐらい、初心者や子供の練習用に最適なボードです。
ボードの先端がとても幅広く作らているので波をキャッチしやすく、初めてサーフィンをする方でもスープで練習すれば一日で立つことができると思います!
筆者も初めてサーフィンをする子供とこのボードを使用しましたが、一日で立つことができてとても満足していました!
夏しかサーフィンをしない方や、家族でサーフィンを楽しみたい初心者にはおすすめのボードです!
ソフトボードの滑り止めはワックス?デッキパッド?
ソフトボードでサーフィンを楽しむにあたって、滑り止めは重要なポイントの一つになります。
これまで紹介した中にはデッキ部分(足を置くところ)に滑り止め効果があり、ワックスもデッキパッドも必要ないボードもありますが、基本的に滑り止めとしてワックスかデッキパッドが必要になります。
ワックス
ワックスは塗ることによって滑り止めの効果を発揮します。外気温や水温に合った硬さのワックスを塗る必要があり、適切なワックスを使用しないと滑り止めとしての効果は半減してしまいます。
自分の乗り心地に合わせて塗り方をカスタマイズできる面がありますが、塗りっぱなしだと汚れが目立ってしまったり、溶けて滑り止めの効果がなくなってしまうこともあります。
初期費用はデッキパッドに比べ安く済むので、費用を安く済ませたい方や自分好みにワックスを塗りたい方にはおすすめです。
最近はソフトボード専用のワックスも販売されているので、こちらに紹介しておきます。
夏・秋用
冬・春用
デッキパッド
「ワックスを塗るのがめんどくさい!」そんな方にはデッキパッドをおすすめします。
デッキパッドはボードに一度貼り付けるだけで、長時間滑り止めの効果が発揮されます。一度貼ってしまえば都度貼る必要はなく、ワックスに比べ手間がかかりません。
一度貼ってしまうと位置の調整ができなくなるという面もありますが、足の位置を視覚的に確認できるので、初心者の方には特におすすめです。
一般的にワックスよりも高価になりますが、使用期間の長さや使い勝手の良さを考えるとコストパフォーマンスは高いです。
デッキパッドもたくさん種類があるので、こちらにおすすめを紹介しておきます。
後ろ足用
前足用
ソフトボードの保管・メンテナンス
ソフトボードのメンテナンスにおいて重要なことは以下の4点です。
- 海から上がったら真水でしっかり流す
- ボードを立てかけて乾かす
- 移動はボードケースに入れる
- 高温の場所に長時間置かない
気軽に楽しめるソフトボードですが、保管方法やメンテナンスを間違えると、使用できなくなってしまいます。
適切な保管方法とメンテナンスをしっかりおさえておきましょう。
しっかり真水で流す
サーフィン後のソフトボードは海水をたくさん吸っているので、真水でしっかり洗い流しましょう。
汚れを落とすのは勿論ですが、真水で洗い流すことで海水によるボードの劣化を防いでくれます。
ボードを立てかけて乾かす
真水で洗い流した後は立てかけて、しっかり乾かしましょう。
立てかける際は風に吹き飛ばされないよう注意し、なるべく直射日光のあたらない日陰で乾かします。
時間が無い方は着替える間だけでも良いので、立てかけて水を抜いておきましょう。
移動はボードケースに入れよう
衝撃に強いソフトボードといえど、ある程度の衝撃を加えてしまうと破損してしまいます。
また、水が抜け切れていない場合は車のシートなどを濡らしてしまうので、衝撃や水漏れを防ぐためにも移動の際はケースに入れるようにしましょう。
ボード用ケースにはハードケースとニットケースがありますが、まずはハードケースをおすすめします。こちらに詳しく解説しているので、参考にしてみて下さい!
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7’0前後のボード用
8’0のボード用
長時間の直射日光・高温は避ける
ソフトボードは熱に弱いため長時間、直射日光にあてていたり、高温の場所に保管しておくと、色落ちや劣化を早めてしまいます。
自宅でボードを十分に乾かしたら、ケースに入れ部屋の中で保管しましょう。
その際にボードラックがあると保管しやすく、見栄えもお洒落になります!
ソフトボードで楽しくサーフィンしよう!
サーフィンは一生涯の趣味にもなる最高のレジャースポーツで、波と一体になる体験は何にも代えがたいものです。
それをさらに楽しく、楽にするためのボードがソフトボードです。それぞれのボード特徴があり、自分に合ったものを見つけることが、さらにサーフィンを楽しくさせてくれます。
この記事を読んだ方が自分にピッタリのソフトボードを見つけ、最高のサーフィンライフを送れることを心から願っております。