SNS

Facebookアイコン instgramアイコン

【サーフィン初心者向け!】ウエットスーツの種類と選び方!

サーフィンを始めるにあたって、サーフボードの次に大事なのが「ウエットスーツ」です。

しかし、いざウエットスーツを買おうと思っても、

「どんな種類があるのか?」「初めて買うならどの種類を選べば良いのか?」

分からないことばかりですよね。

地域や季節によって適切なウエットスーツは変わってきますが、まずはどんな種類のウエットスーツがあるのか知ることが大切です。

この記事ではウエットスーツの必要性から種類、初めての一着の選び方について解説していくので、初めてのウエットスーツを検討している方は、ぜひ参考にしてみて下さい。


この記事で伝えたいこと
✓ウエットスーツの基礎知識
✓ウエットスーツの種類
✓【季節別】初めての一着におすすめのウエットスーツ

編集者

Masashi

MYPACE OUTDOOR創業者
■趣味:車旅/ サーフィン / 釣り / BBQ
■海が好き過ぎて海沿いの町に移住し、週3~5日はサーフィンをする生活。
もちろん仕事も一生懸命。将来の夢は海と山を行き来する生活。

contents

    ウエットスーツの基礎知識

    まずはウエットスーツの種類の前に、基礎知識として下記の2点は覚えておきましょう!

    • 生地の種類
    • 生地の厚さ

    サーフショップで試着をする際に、

    「これからの時期だと3㎜のジャージフルスーツがおすすめですよ!」

    と言われたりします。

    「何が3㎜なのか」「ジャージって何なのか」さっぱりですよね!

    生地の種類や厚さはウエットスーツの種類に大きく関わってくるので、しっかり覚えておきましょう!

    サーフィン用ウエットスーツの生地

    ウエットスーツは大きく分けて、以下の生地で作られています。

    主に表地で使用

    • ラバー生地
    • ジャージ生地

    主に裏地(体に接する方)で使用

    • 起毛素材
    • ジャージ生地

    それぞれの特徴を見てみましょう。

    ラバー生地(表地)

    特徴

    • 主に表地で使用されている。
    • ツルツルの触り心地で水がつきにくいため、風を通しにくく保温力が高い。
    • 傷や摩擦に弱いため爪が引っかかったり、無理に引っ張るとすぐ破れてしまう。
    • 保温効果が高い分、動きにくさがあるので、胴体部分などで多く使用されている。

    ジャージ生地(表裏両方)

    特徴

    • 表地と裏地で使用されている。
    • ラバーの表面にナイロン(ジャージ)を貼り付けた作り。
    • 表面のジャージ生地が水を含みやすいので、冷たい風が当たると寒さを感じやすい。
    • ラバー生地に比べて耐久性があるので、破れにくい。

    ラバーとジャージの比較

    少し見えにくいですが、上がラバー生地、下がジャージ生地です。

    上のラバーは水を弾いてますが、下のジャージは水を吸い込んでいるのが分かります。

    サーフィンでは動きやすさがとても重要なので、基本的にジャージ生地が使用されています。

    しかし、ジャージのみだと寒くなってしまうことがあるので、あまり大きな動きをしない胴体部分などでラバー生地が使用されています。

    起毛素材(裏地)

    特徴

    • 主にウエットスーツの裏地(体に接する方)で使用されている。
    • 一般的に細い糸で作られ、空気層を作ることで保温性を高めている。
    • 基本的には冬用のウエットスーツの裏地に使用されている。
    • 起毛素材の中にも保温性が高いものから低いものまで、様々な種類がある。

    厚みの種類

    一般的にウエットスーツの厚みは、
    5㎜・4㎜・3㎜・2㎜・1㎜
    で作られています。

    • 厚い生地動きづらい・保温性が高い
    • 薄い生地保温性は低い・動きやすい


    「5㎜×3㎜」や、「3㎜×2㎜」といった記載がある場合は、

    • 厚い方→胸部や下半身などの、あまり動かさない部分に使用
    • 薄い方→肩回りや腕などの、よく動かす部分


    といった感じで使い分けられています。

    ウエットスーツの種類

    ウエットスーツは大きく分けて8種類あります。

    ウエットスーツの種類

    • ドライスーツ
    • セミドライ
    • フルスーツ
    • シーガル
    • ロングジョン
    • ロングスプリング(ロンスプ)
    • スプリング
    • タッパー
    MEMO
    その他で「ベスト」「ショートジョン」等がありますが、あまり汎用性が無いので今回は割愛します。

    一般的に、

    保温力が高い=動きにくい
    保温力が低い=動きやすい

    と考えておきましょう。


    この「保温力」と「動きやすさ」の両方を取ろうとすると、値段が高くなります!

    そしてこの8種類を「外気温」と「水温」に合わせて選択します。

    それぞれの特徴と水温の目安を見ていきましょう。

    ドライスーツ

    引用:楽天市場
    • 水温の目安:15℃以下

    ・長袖・長ズボンでブーツと一体になっているので、暖かさはNo.1。

    ・価格は安くても10万前後からとウエットスーツの中では一番高価

    ・主に北海道や東北地方などの「真冬の時期(12月〜4月辺り)」に着用。
    関東圏でも予算に余裕があり、寒さが苦手な方にはおすすめ。

    ・防水性が高いので、インナーにヒートテックや靴下を履くことも可能。

    編集者

    初めての一着にはお手入れや値段の面から見て、あまりおすすめはできません!

    セミドライ

    引用:楽天市場
    • 水温の目安:5~20℃

    ・「長袖・長ズボン」5㎜×3㎜の厚さが一般的で、ドライスーツの次に暖かい。「冬」の時期に多くの地域で着られている。

    ・一般的に表地にラバー生地裏地に起毛素材が使われているので、冷たい風や水を通しにくく保温力が高い。ブーツやグローブと合わせれば、更に保温力は高くなる。

    ・水が入りにくい構造になっているため、サイズ感がとても重要。ブカブカだと水が入りやすく、逆にきつ過ぎるとかなり動きづらくなる。

    ・コスパの良いブランドならフルオーダーでも4万円前後からと、初めての一着でもハードルは低い!

    編集者

    筆者が初めて買ったウエットスーツの種類でもあり、12月から関東圏でサーフィンを始めるならセミドライで間違いなし!

    フルスーツ(ジャーフル)

    引用:楽天市場
    • 水温の目安:18~22℃

    ・「長袖・長ズボン」で、3×2㎜やオール3㎜の厚さが一般的で、「春や秋」に着ることが多い。

    ・ジャージ生地がメインに使われていることが多く耐久性がある。全てジャージ生地で作られているものを「ジャーフル」と呼ぶ。

    ・セミドライに比べ保温性は落ちるが、かなり動きやすい。

    ・汎用性が高く西日本の一部地域では真冬でも使えるので、初めての1着にはおすすめ!

    フルスーツとセミドライの違い
    基本的に長袖、長ズボンのウエットスーツのことをフルスーツというので、一応セミドライもフルスーツになります。ここでは分かりやすいように3㎜フルスーツ、ジャーフルについて解説しています。

    シーガル

    引用:楽天市場
    • 水温の目安:18℃以上

    ・「半袖・長ズボン」で「水温は冷たいが外気温は暖かい」という「初夏から秋」にかけて着ることが多い。

    ・千葉では南西風が続くと「外気温は30℃近いのに水温は冷たい」という時があるので、そのような時にも使用できる。

    ・初心者の方は、半ズボンだと下半身がボードと擦れて痛くなる可能性があるので、本格的に夏前から始めたい方にはおすすめ!

    編集者

    関東エリアなら6月終わりから10月近くまで着ることができます!

    ロングジョン

    引用:楽天市場
    • 水温の目安:18℃以上

    ・「ノースリーブ・長ズボン」でシーガルと同じく「水温は冷たいが外気温は暖かい」という「初夏から秋」にかけて着ることが多い。

    ・肩回りがシーガルに比べて動かしやすいが、袖口の部分が擦れて痛くなることも。

    ・後で紹介するタッパーを羽織れば、長袖・長ズボンとして使える。

    ・なぜかロングボーダーがよく着ているイメージが強い。

    ロングスプリング(ロンスプ)

    引用:楽天市場
    • 水温の目安:19℃以上

    ・「長袖・半ズボン」で、「海水温は暖かいが、外気温は低い」という「」の時期に着ることが多い。

    ・下が半ズボンなので長時間サーフィンしていると、初心者の方はボードと擦れて痛くなる可能性もある。

    ・上が長袖なので、腕を日焼けしたくない方にはおすすめ!

    スプリング

    引用:楽天市場
    • 水温の目安:19℃以上

    ・「半袖・半ズボン」で真夏の水温・外気温ともに暖かい日に着ることが多い。

    ・海パン、水着のみだと長時間サーフィンをすると冷えやすく、怪我もしやすいが、スプリングを着用することで保温効果や怪我防止になる。

    夏からサーフィンを始める方にはおすすめ!

    編集者

    関東エリアで水温が暖かいシーズンだと、6月終わりから10月近くまで着ることができます!

    タッパー

    引用:楽天市場
    • 水温の目安:20℃以上

    ・正面にファスナーがついたジャケットタイプ。

    ・夏の時期に、海パンや水着と一緒に着ることが多い。

    ・海パン、水着だけだとパドリングの際にお腹がボードと擦れて痛くなることがあるので、擦れ防止や保温効果にもなる。

    価格は一番安く、手軽に夏から始めたい方にはおすすめ!


    季節に合ったウエットスーツの選び方!

    ウエットスーツの基礎知識から種類について解説してきましたが、サーフィンを始めたい時期によって、適切なウエットスーツは変わってきます。

    そこで、それぞれの季節に適切なウエットスーツを選んだので、迷っている方は是非参考にしてみて下さい!

    注意!
    筆者が実際に通っている関東圏を基準にしています。

    秋・冬から始める人向け

    秋・冬から始める場合で、初めての一着は「5㎜×3㎜セミドライ」がおすすめです。

    筆者は12月からサーフィンを始めましたが、一番最初に買ったのがセミドライでした。

    値段は即決できるほど安くはないですが、関東圏ならセミドライでゴールデンウイークぐらいまではサーフィンできます。


    【秋・冬】ウエットスーツを揃える順番

    • 秋・冬~春:セミドライ
    • 春:3㎜フルスーツ
    • 夏:海パン・タッパーorスプリング
      (肌寒い日は3㎜フルスーツでOK!)


    この順番で購入し、予算に余裕があればシーガルなどを揃えていけば大丈夫です!

    メンズ


    レディース


    春から始める人向け

    春から始める場合、初めての一着は「3㎜フルスーツ」がおすすめです。

    ゴールデンウイークぐらいから水温は上がっていき、海に入りやすい季節になります。

    3㎜フルスーツで梅雨ぐらいまで快適にサーフィンができますし、暑い時は首から海水を入れれば冷やすことができます。

    湘南から南の地域でサーフィンをしようと考えている方は、頑張れば冬も使用できるので、非常に汎用性が高いウエットスーツです!

    【春】ウエットスーツを揃える順番

    • 春~初夏:3㎜フルスーツ
    • 初夏~秋:海パン・タッパーorスプリング
    • 秋~冬:3㎜フルスーツ
    • 冬~春:セミドライ
      (気合いで3㎜フルスーツで冬を乗り越える人もいます)


    春から始めれば、冬から始めるのに比べてウエットスーツが安くなるので、予算が安くなります!

    「冬はサーフィンお休み」という方にも3㎜フルスーツがおすすめです!

    メンズ


    レディース


    夏から初める人向け

    夏から始める場合は「タッパー」か「スプリング」をおすすめします。

    タッパーの方が気持ち安いので、気軽に始めやすいですね!

    ただ、怪我防止や保温性の高さから、本格的に始めたいならスプリングをおすすめします。

    日焼けが気になる女性の方には、ロングスプリングもおすすめです!

    本格的にがっつり始めたい→スプリング

    なるべく安く手軽に始めたい→タッパー


    そこでサーフィンにハマれば、

    3㎜フルスーツ

    セミドライ


    の順番で購入すれば大丈夫です!

    メンズ


    レディース


    メンズ


    レディース


    まとめ

    ウエットスーツの種類から季節別の選び方まで解説してきましたが、どのウエットスーツも決して安い買い物ではありません。

    しかし、これまでレンタルウエットスーツや海パン、水着だけでサーフィンしていた時に比べ、快適・安全にサーフィンをすることができます。

    自分の体に合ったウエットスーツを選ぶことで、体の動きやすさも変わってきます。

    この記事がこれからウエットスーツを選ぶ方の参考になれば幸いです。

    • この記事をシェア

    • twitterアイコン
    • Facebookアイコン
    • lineアイコン

    NEW STYLE IN LIFE .

    人生に新しいスタイルを。