初心者から上級者までおすすめショートボード8選!ブランドやモデルを紹介!
サーフボードを小刻みに動かして派手なアクションを決めたり波のトンネルに入るチューブライディングなど、サーフィンといえばショートボードを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ショートボードには大きい波用から小波用、アクションがしやすいよう浮力が落としてあるタイプなど様々な種類があり、各サーフボードブランドからたくさんのモデルが出ています。
ここからは筆者が実際に使ってみたり周りで使っている方の意見を参考に、初心者から中級者、上級者別におすすめショートボードブランドとモデルを厳選したので「これからショートボードを始めてみたい」と思っている初心者の方や「2本目のショートボードを検討中」の中級者の方など是非参考にしてみて下さい!
サーフボードはショートボード以外にも種類があるので、どんな種類のサーフボードが良いのか、何を基準に選べば良いのか分からない方はこちらを参考にして下さい!
関連記事
初心者向けサーフボードの選び方!サイズや浮力の目安を紹介
✓ショートボードの種類
✓ショートボードのおすすすめブランド
✓レベル別おすすめショートボード
編集者
Masashi
MYPACE OUTDOOR創業者
■趣味:車旅/ サーフィン / 釣り / BBQ
■海が好き過ぎて海沿いの町に移住し、週3~5日はサーフィンをする生活。
もちろん仕事も一生懸命。将来の夢は海と山を行き来する生活。
contents
ショートボードの魅力
ショートボードの魅力はサーフィンの魅力と同じでたくさんありますが、あえて挙げるとすればこの3つでしょう。
①ボードを動かしやすい!
②ドルフィンスルーが簡単!
③持ち運びが簡単!
ショートボードの魅力を一度でも体感すると、サーフィンの世界にどっぷり浸かることでしょう。
ボードを動かしやすい!
ボードを動かしやすいというのは、ショートボード一番の魅力です。
少しの体重移動でボードを動かすことができるので、ボードを縦に上げて波を削るような技や空中に飛び出す技など、他のボードに比べて格段にしやすくなります。技を決めれるようになるにはかなりの練習が必要になりますが、その分達成感や爽快感は大きいものです。
決して簡単な道のりではありませんが、その魅力を一度でも感じたらショートボードにどっぷりハマることでしょう。
ドルフィンスルーが簡単!
沖に行くためにはボードを沈めるドルフィンスルーをして、波をかわさないといけません。
ファンボードやロングボードだと浮力が大きいのでボードを沈めるのが困難になりますが、ショートボードだとコツさえ掴めば簡単に沈めることができます。(ロングボードやファンボードは違う方法の波のかわし方があります。)
ボードを簡単に沈めることができるのはショートボードの魅力です。
持ち運びや保管が楽!
ショートボードは他のボードの種類に比べて短く、軽いので、持ち運びや保管が簡単なことも魅力の一つです。
移動する際は軽自動車でも助手席を倒せば車内に入れることができますし、ケースに入れれば電車での移動も可能です。これがロングボードやファンボードだと車内に入る車の種類は限られてきますし、電車移動もできないことはないですが、ほぼ不可能と考えた方良いでしょう。
部屋での保管も他のボードに比べてコンパクトなサイズ感なので場所を取りにくく、一人暮らしのアパートなどでも保管しやすいです!
ショートボードのデメリット
ここまでショートボードの魅力を紹介してきましたが、勿論デメリットもあります。
①浮力がないので不安定
②ある程度波のサイズがないとサーフィンが難しい
これらをデメリットと思うかは人それぞれですし、サーフィンを続けていくうちにデメリットに感じなくなることもあります。
あくまで参考までに見てみて下さい。
浮力がないので不安定!
ショートボードは他のサーフボードの種類に比べて、一番浮力がありません。浮力がないということは、先ほど説明した「ボードを動かしやすい」という魅力がある反面、安定感がなくボードをコントロールするのが難しくなるということです。
初めのうちはバランスを取ることが難しく、よっぽど運動神経が良くない限りは立ち上がるのはかなり難しいでしょう。立てるまで根気よく練習しないといけませんが、初めて立てた時の喜びや達成感は大きく「サーフィンを続けて良かった」と思えるでしょう。
「最初から立ってサーフィンを楽しみたい!」という方には厳しい面に感じると思いますが「頑張って練習してかっこいいサーフィンをしたい!」という方にはデメリットに感じないでしょう。
ある程度波のサイズがないとサーフィンが難しい
ショートボードの場合は波のサイズが小さいとボードが安定しないためサーフィンが難しくなり、最低でもモモ腰サイズから楽しめるようになります。
ロングボードやファンボードは浮力があるので波が小さくても前に進むことができますが、ショートボードの場合は浮力がないので動かしていないと沈んでしまいます。
波が小さい時は小波用といって浮力のあるモデルやファンボードやロングボードで楽しむことも考えないといけません。
ショートボードの選び方
✓浮力
✓ボードの種類
ショートボードを選ぶ際に大事なポイントが、サイズ・浮力・ボードの種類です。
サイズ
サイズは基本的に長さ・幅・厚みを見て選びますが、特に大事なのが長さです。
自分の身長より3~5インチほど大きいボードがおすすめです!
こちらの記事に「サーフボードが長いとどのような影響があるのか」「短いボードはなぜ初心者に向いていないのか」解説しているので参考にして下さい!
関連記事
初心者向けサーフボードの選び方!サイズや浮力の目安を紹介
レベル別参考浮力表
長さが決まったら、自身の体重を基準に浮力を決めましょう。こちらの浮力表を参考にして下さい!
体重 | 初心者 | 中級者 | 上級者 |
40㎏ | 26ℓ | 22ℓ | 18ℓ |
45㎏ | 27ℓ | 23ℓ | 19ℓ |
50㎏ | 30ℓ | 25ℓ | 21ℓ |
55㎏ | 31ℓ | 26ℓ | 22ℓ |
60㎏ | 33ℓ | 27ℓ | 23ℓ |
65㎏ | 35ℓ | 29ℓ | 25ℓ |
70㎏ | 37ℓ | 31ℓ | 26ℓ |
75㎏ | 40ℓ | 33ℓ | 28ℓ |
80㎏ | 42ℓ | 35ℓ | 30ℓ |
参考サイト: パイゼルサーフボード浮力表
ショートボードの種類について
それでも最初はどんなボードを選べば良いか分からないと思うので、各ブランドの中で分けられている種類を参考にすると良いでしょう。
どのブランドもショートボードは大きく2つの種類に分けられています。(ブランドによって多少変わってきます。)
●ハイパフォーマンスモデル以外
ハイパフォーマンスモデル
こちらは「中級者以上の方がどれだけ技を決めやすくするのか」を求めるようなボードになっているので、浮力が少ないことが多く初心者向きとはいえません。
ハイパフォーマンスモデルは中級者以上向きです!
ハイパフォーマンスモデル以外
引用:Luvesurf
こちらはブランドによってデイリーやフリーサーフといった表記がされていて「普段の波をどれだけ楽しめるのか」をコンセプトにしたタイプになっています。
先ほど紹介した種類に比べて浮力があるタイプが多く、初心者の方はハイパフォーマンスモデル以外の種類から選ぶと良いでしょう。
初心者の方にはハイパフォーマンスモデル以外がおすすめです!
おすすめショートボードブランド
ここからは筆者が実際に使ってみたショートボードや、友人、知人のレビューを参考におすすめショートブランドを紹介していきます。「どんなブランドがあるのか分からない初心者の方」や「2本目を探している方」は是非参考にしてみて下さい。
PYZEL(パイゼル)
筆者が愛用しているブランドです!
2016年、2017年と2年連続で世界チャンピオンに輝き、東京オリンピックにも出場した「ジョンジョンフローレンス」をメインライダーとしているのが「PYZEL」です。
ハワイ発祥のサーフボードブランドなので、筆者が初めてPYZELを知った時は大波用の印象が強かったですが、最近では日本の波にも合っているモデルもたくさん出ています。日本のプロサーファーでパイゼルを使っているライダーが増えているのも、日本の波に合ってきている証でしょう。
SHARPEYE SURFBOARDS(シャープアイ)
日本人唯一のCTサーファーである「五十嵐カノア」や小波を得意とする昨年の世界チャンピオン「フィリペ・トレド」をメインライダーとしているのが「SHARP EYE SURFBOARDS」です。
日本と似たような波が多いカリフォルニア発祥なので、日本に適したモデルが多く、最近筆者の周りで一番よく見かけるサーフボードブランドです。
ハイパフォーマンスモデルとそれ以外のモデルが分かりにくいですが、初心者の方には浮力のある小波用モデルを選んでおけば間違いないでしょう。
LOST SURFBOARDS(ロスト)
引用:Luvesurf
ロストは1994年にシェイパーのメイヘムがアメリカカリフォルニア州サンクレメンテ市でスタートしたブランドです。
ワールドチャンピオンを何度も獲得し、現在もたくさんのトッププロサーファーをサポートしているので、その性能は間違いないでしょう。
日本のサーファーが乗りやすいように、シェイパーのメイヘムと日本向けボードも常に開発デザインしているので、普段私たちがサーフィンしている海のコンディションに合った作りになっています。
MICK FANNING SOFTBOARDS
(ミックファミングソフトボード)
初心者の方におすすめのブランドです!
こちらは3回の世界チャンピオンに輝いたミックファミングが考案・テストし生まれたソフトボードブランドです。ソフトボードとは一般的に使用されている固い素材ではなく、ぶつかっても怪我をしにくい柔らかい素材で作られています。
ミックファミングソフトボードは他のソフトボードと違い、パフォーマンス性能が高く普通のショートボードに近い感覚で乗ることができます。
初心者の方は勿論、2本目の小波用ボードを探している中級者にもぴったりです!
参考:THE AGENCY
初心者向けおすすめショートボード3選
ここからは初心者向けの浮力が高めで、ハイパフォーマンス以外のモデルを選んでいるので、参考にしてみて下さい。
初心者向けオールラウンドモデル!
PLACEBO(プレセボ) RE-LOADED
引用:Luvesurf
先ほど紹介したロストのシェイパーであるメイヘムが作った日本限定モデルのボードです。
サーフィンにブランクがある方や、ロングボードからショートボードに転向したい方向けに作られているので、これからショートボードを始めたい初心者におすすめです!
ボードの左右にはドルフィンスルーをする際、ボードを沈めやすいよう補助してくれる「ドルフィンスルーグラブレール」があるのも初心者の方には大きなポイントです!
ソフトボードならこちら!
MF SOFTBOARDS DHD TWIN
こちらはソフトボードとは思えない素早いターンを実現し、短いサイズを選んでも浮力が十分にあるため、これ一本で日本の波は大体楽しめるようなボードになっています。
ソフトボードなので表面が柔らかい素材になっており、女性や子供も安心してサーフィンを楽しむことができます。
ぶつかるのが怖い方や「短いボードに挑戦したいけど、浮力が欲しい」そんな方にぴったりです!
ハイパフォーマンスよりの初心者向け!
PYZEL GREMLIN
こちらはパフォーマンス性能が高く、初心者向けの中でも若干中級者寄りのボードになります。
楽なパドルと早いテイクオフを実現し、スピードがつきやすい設計になっているので日本のビーチブレイクなら大体対応することができます。
初心者の方だと初めは少し難しく感じるかもしれませんが「将来的にいろいろな技を決めてみたい」と思っている方には良い練習になるでしょう。ある程度サーフィンが上手になっても楽しめるボードです!
中級者向けおすすめショートボード3選
ここからはある程度テイクオフが安定してきて技に挑戦している中級者向けのショートボードを紹介していきます。
みんな大好き五十嵐カノアモデル!
Sharpeye STORMS
日本人サーファーで唯一ワールドツアーに参加している五十嵐カノアが使用しているボードと同じモデルのショートボードです。日本のビーチブレイクで小波から良い波の時まで幅広く対応しています。
五十嵐カノアのファンで普段入っているコンディションがビーチブレイクの方にはぴったりです!
小波用ハイパフォーマンスモデル!
LOST SUB DRIVER 2.0
引用:Luvesurf
こちらはロストから出ている小波用のハイパフォーマンスモデルです。小波用といっても日本の頭サイズぐらいなら対応可能なので、基本的にどんなコンディションでも楽しめるでしょう。
先ほど紹介したストームズと性能が若干被りますが、後はブランドの好みで選んで良いでしょう。筆者はこのサブドライバーの方が浮力感があるので、乗りやすいなと感じました。
筆者おすすめオールラウンドモデル!
PYZEL SHADOW
こちらは筆者が2本目に購入し、現在もメインボードとして使用しているPYZELのオールラウンドモデルです。モモ腰の小波から頭オーバーのリーフブレイクまで基本的にどんな波もこのボードで乗ってきました。
ボードの重心が若干前よりになっているのでテイクオフやパドルが楽になり、スピードがつけやすく、様々な技の練習に最適でしょう。筆者が友人におすすめし、友人も気に入って使用しています!
上級者向けおすすめショートボード2選
上級者は自分の欲しいサーフボードをある程度知っていると思うので、おまけ程度で紹介しておきます。
Sharpeye OKAY
こちらは掘れている波用のハイパフォーマンスモデルです。ロッカーが強く入っているのでテイクオフの際にノーズが刺さりにくく、波のポケットでスムーズなターンを可能にします。
筆者の友人はEPS素材でオーダーしてしまいテイクオフが早くなった分、煽られやすくなったと言っていたので、オーダーをする際はPU素材がおすすめです!
PYZEL The Radius
こちらは筆者が頭以上や胸肩サイズの良い波の時に使用しているハイパフォーマンスモデルのボードです。ノーズ部分がかなり細くなっており、ロッカーも強めなので小さい波の際はテイクオフが厳しく、波が掘れている時やフェイスが立っている時に性能を発揮しています。
ボードのレスポンスがかなり良くアクションは非常にしやすいですが、使うシーンが限られてくるので良い波用のセカンドボードとしておすすめします!
サーフボードケースも一緒に検討しよう!
ボードは衝撃に弱いので、ケースも一緒に購入しましょう!
サーフボードは衝撃に弱く、ぶつけたり落としたりするとすぐに傷が入ってしまいます。その傷から海水が侵入するとサーフボードの性能が十分に発揮できなくなり、ボードが使い物にならなくなってしまいます。
マイボードを長く使うためにも、ボードを購入したらケースも一緒に購入するようにしましょう!
ケースにはハードケースとソフトケースがありますが、初めての方には汎用性の高いハードケースをおすすめします。
ハードケースのおすすめや選び方はこちらを参考にしてみて下さい!
関連記事
【種類別!】サーフボード用ハードケースのおすすめ6選!
まとめ
初心者の方には初めて聞いたサーフボードブランドもあったのではないでしょうか。
各ブランドにそれぞれ特徴がありますが、筆者おすすめの選び方は「好きなサーファーの真似をする」ということです。
サーフィンを始めたばかりは理想と違いうまくいかないことが多々あります。筆者はある程度乗れるようになった今でも上手くいかないことばかりです。
そんな時に憧れているサーファーと同じブランドのボートを使用していれば、それだけで頑張ろうと思えてきます。
初心者の方で初めての1本に迷っているなら、この選び方も参考にして貰えればと思います。