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失敗しないために知ってほしい!一宮町移住の良いとこ悪いところ!

サーフィンのメッカとして、年間を通じてたくさんのサーファーが訪れる町が一宮町。2021年の東京オリンピックでサーフィン会場になったことや近年の移住ブームで年々移住者が増えている町でもあります。

しかし、実際に移住してみると「こんなはずではなかった。移住して失敗した。」という声があるのも事実です

そこで6年前から一宮町に移住した筆者が、実際に住んでみて感じた良いとこ悪いところをまとめてみましたので、移住を考えている方は失敗しないためにも是非参考にしてみて下さい!

移住先として一宮町と同じくサーファーに人気なのが宮崎県。サーフィン移住を検討している方はこちらの記事も参考にしてみて下さい!

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この記事で伝えたいこと!
✓移住して困ったこと・不便なこと
✓移住して良かったこと
✓移住した際の補助金について


編集者

Masashi

MYPACE OUTDOOR創業者
■趣味:車旅/ サーフィン / 釣り / BBQ
■海が好き過ぎて海沿いの町に移住し、週3~5日はサーフィンをする生活。
もちろん仕事も一生懸命。将来の夢は海と山を行き来する生活。

contents

    一宮町ってどんなとこ?

    一宮町とは千葉県東部の太平洋に面した位置にあり、年間を通じてたくさんのサーファーが訪れることで有名ですが、古くからある玉前神社や神輿を裸に近い姿で担ぐ「十二社祭り」で有名な町でもあります。

    一宮町の主要な駅は上総一ノ宮駅で、特急を使えば1時間で東京駅まで行くことができるので、別荘地や移住先として人気が高まっています。

    大きいスーパーは1店舗(スーパーセンドー)のみで、駅周辺には100円ショップやドラッグストアコンビニ等が集中しています。

    サーフィンが好きで単身移住する方もいますが、最近では自然に近い環境で子育てし都内まで通勤できる距離感なことから、家族で移住する方も多く見かけるようになりました。

    自然を感じ、サーフィンを楽しみながら都内に通うことができるのが一宮町です!

    結論!一宮町に移住するのはおすすめ?

    結論

    一宮町への移住は人によってはおすすめですが、まずはアパートやマンションなどの賃貸物件に住んでみましょう!


    人によっておすすめという曖昧な表現になってしまいましたが、これから紹介する「筆者が実際に住んでみて困ったことや、不便に思ったこと」を考慮しつつ「大丈夫そう!」と思った方には移住をおすすめします!

    それでも、いきなり土地を購入し一軒家を建てるのではなく、まずはアパートやマンションなどの賃貸物件に住んでみましょう。

    賃貸物件なら「実際に住んでみてたけど、都内の方が良かったな」と思っても最悪戻ることができます。一軒家を購入しようと思っている方にとっては、無駄なお金になってしまうかもしれませんが、体験料と思ってまずは賃貸物件をおすすめします。

    一宮町に移住して困ったこと・不便なこと

    実際に筆者が移住して感じた困ったことや不便なことは以下のとおりです。

    車がないと生活が厳しい!
    虫がよく出る!
    湿気が多く潮害がある!
    都内からの終電が早い・都内に行くまで時間がかかる!
    夜間に空いてるお店が少ない!
    一宮町の求人は少ない!

    それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。

    ①車がないと生活が厳しい!

    どこの田舎町でも同じことですが、一宮町も完全な車社会です。

    「駅の近くに住んで海まで自転車、食事はコンビニ、仕事はリモート又は都内に通う」という生活でしたら、最悪車が無くても生活することができます。

    しかし、それではせっかく海の近くに住んでいるのに、サーフィンできるポイントは限られてきますし、毎回食事をコンビニで済ませることになってしまいます。

    サーフィン目的の方もそうでない方も、まずは車の購入から検討してみましょう。

    ②虫や動物がよく出る!

    「虫や動物は全く気にならない」という方は、読み飛ばして下さい!ちなみにこの写真は少し車を停めていた際に、窓に大きな蜘蛛が張り付いていました。こんなこともたまにあります(笑)

    自然と近いところが一宮町の良いところですが、自然と近いということは虫や動物との距離感も近いということです。大きな蜘蛛や蚊、ゴキブリは当たり前のように部屋から出てきますし、車で走っているとハクビシンやタヌキもよく見かけます。

    部屋の害虫対策をすれば出にくくなりますが、虫や動物がよく出る環境ということは理解しておきましょう。

    ③湿気が多く塩害がある!

    海の近くの町なので、湿気や塩害は覚悟しておきましょう。

    冬は問題ないですが、ゴールデンウイーク明け辺りから湿気が多くなり、除湿機を置かないと部屋中カビだらけになってしまうほどです。

    私自身、移住する前は横浜に住んでいたので除湿機を使うことなく生活していましたが、一宮町に移住してからはあまりの湿気の多さに除湿器を購入しました。湿気と同時に海からの塩害もあり、筆者が移住した当初は海から2㎞ぐらいの場所に住んでいましたが、屋外に置いてある自転車は1年足らずで錆びだらけになりました。

    除湿器で部屋の除湿対策をしたり、屋外に置くものは錆び防止のスプレーをしたりと対策が必要になります。

    ④都内からの終電が早い・都内に行くまで時間がかかる!

    上総一ノ宮駅から東京駅まで特急を使えば1時間で行くことができますが、あくまで特急を使った場合です。特急は1時間に1本出ていれば良い方で、さらに特急料金がプラスでかかるので片道約2500円もします。

    特急料金が要らない快速の電車もありますが、快速だと東京駅まで1時間半かかりますし、これが新宿、渋谷になると大体2時間前後かかります。都内のように駅に行けば電車があるという訳でもないので、時刻表で電車の時間を調べて駅に向かわないといけません。

    「毎朝決まった時間に電車に乗って交通費も会社持ち」という場合は問題ないですが、時間がバラバラで交通費も支給されないと正直厳しいかなと思います。

    また都内からの終電も早く、仮に「新橋から上総一ノ宮駅まで」の終電は22時33分新橋駅発になります。ちょっと残業したり飲み会で二次会まで行くと、帰れなくなってしまう時間ですよね。

    このように電車の時間が限られてくることも、よく考えておきましょう。

    ⑤夜間に空いてるお店が少ない!

    美味しいお店が多い一宮町ですが、都内のように夜遅くまで営業しているお店はとても少なく、22時以降に営業している飲食店は筆者が知っている限りでも両手に収まるぐらいの数です。

    22時以降に一宮町に帰ってきて「夜ご飯を食べよう」と思っても、夕食難民になってしまう可能性は十分にありえます。

    私自身、自炊をするようになり夜遅くに出歩くことが無くなりましたが、「自炊は苦手」という方には毎回コンビニご飯になってしまうかもしれません。

    ⑥一宮町の求人は少ない!

    通勤のことを考えると一宮町で転職活動をすることも考えますよね。

    しかし一宮町は元々農業をされている方が多く、現在の求人も介護士やホテルスタッフという仕事が多く見られます。決して給料が高いとは言えないので、都心部からの転職を考えている方は生活水準が下がることも覚悟しておかないといけません。

    生活水準を気にするなら、テレワークが可能な仕事への転職や都内に通勤することも検討しましょう。

    一宮町移住の良いところ!

    ここまで一宮町のリアルとして不便なことや困ったことを紹介してきましたが、これから紹介する良いところが良すぎて、私自身、移住を後悔したことは一度もありません。

    移住を検討している方は、もうすでに一宮町の良いところを知っていると思うので必要ないかもしれませんが、参考までに見てみて下さい。

    ①起きてすぐサーフィンができる!

    一宮町移住の最大の魅力と言えるでしょう。私自身、海まで徒歩3分の場所に住んでいますが、「朝起きて1時間だけサーフィンして出社」という生活をしています。

    「朝日を見ながらサーフィンして仕事に向かう」そんなライフスタイルを叶えてくれます。

    毎日海に入れる環境なので「土日は人が多いからお休み」そんな贅沢になってしまうかもしれませんね...

    ②自然がいっぱい!

    一宮町は自然がたくさん残っていて、この駅から海に向かう道は一面田んぼが広がっています。筆者の好きな通りでもあり、一宮町に帰ってきたらホッとする景色です。

    海が一宮町の代名詞とも言える存在ですが、駅から西の方に行けば山や湖があり、ハイキングを楽しむこともできます。

    高い建物が無いので空がとても広く感じることができ、夜になると一面に星空が広がります。実はサーフィンオリンピック会場だった釣ヶ崎海岸は星空が綺麗な場所としても有名です。

    ③物価が安い!

    一宮町の賃貸物件は、1DK〜2DKの平均家賃で約6万円と都内の相場に比べてかなり安いことが分かります。

    参照:at home

    しかしこの平均にはガレージ付きの物件やメゾネットのお洒落なタイプなども含まれているので、普通に暮らせるレベルでしたらもっと安い賃貸物件はたくさんあります。駅前の駐車場やアパートの駐車場も安く、月極4000円前後というところが多く見られます。

    野菜や果物も無人販売や直売所に行けば安く購入することができるので、例え収入が下がったとしても贅沢をしなければ十分生活することができます。

    私自身、一宮町に移住して収入が半分ほどになってしまいましたが、この物価の安さのおかげで不自由なく生活できています。


    ④都内まで座って電車で通うことができる!

    筆者が一宮町に移住した当初、2時間半(自宅から職場まで)かけて新宿まで通っていましたが、電車内はほぼ全て座ることができていました。長時間通勤になりますが、ほぼ寝ていたので体感はそこまで長く感じることはなく、満員電車の30分より楽だなと感じていました。

    腰とお尻が痛くなるのが少しマイナスポイントですが、満員電車に揺られて通勤されている方には魅力的ではないでしょうか。

    ⑤美味しいランチのお店やお洒落なカフェがある!

    夜遅くまで営業している飲食店は少ないですが、ランチタイムには美味しいお店がたくさんあります。

    昔から営業している定食屋やラーメン屋、お洒落なカフェまで幅広いジャンルのお店があり、どのお店もおすすめと言えます。

    その中でも筆者が実際に行ってみたおすすめをこちらでまとめましたので、どんなお店があるのか気になる方は是非参考にしてみて下さい!

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    一宮町に移住する際に補助金は貰えるの?

    ここまで一宮町のリアルを紹介してきましたが、実際に移住する際に宮崎県や静岡県のような補助金の支給はあるのでしょうか?

    現時点で一宮町では補助金の支給はありません!!

    (2023年3月15日時点 一宮町役場に確認)

    移住に関する補助金は無いとのことでしたが、中古物件のリフォーム費用などの補助金はあるそうなので、詳しくは一宮町役場でご確認下さい。

    ≪移住定住相談窓口≫
    千葉県長生郡一宮町役場 企画広報課
    電話 0475-42-2113(直通)

    結局一宮町への移住はおすすめ?

    これまで紹介した困ったことや不便なことを理解しつつ「大丈夫!!」と思えた方には移住をおすすめします。

    しかし、これまで紹介したこと以外にも不便に感じることや、困ることはたくさん出てくると思います。いきなり仕事を辞めて一宮町で一軒家を建てるのではなく、まずは都内に通いながら一宮町の賃貸物件に住んでみることをおすすめします。

    一度人生をリセットしなくても、軽い引っ越し気分で移住できるのも一宮町の魅力です。

    まとめ

    一宮町移住に関してマイナスな面が多くなってしまいましたが、実際に移住をしてみて「思ってたの違う!」と失敗された方を何人か見てきたので、よりリアルな内容を紹介させていただきました。

    不便なことや困ったことはたくさんありますが、それを上回るぐらい一宮町には良いところがたくさんあります。

    サーフィンが好きな方には楽園のような場所なので、悪い面も理解しつつ移住を検討して貰えたらと思います。

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