キャンプにメリットってある?デメリットや注意点も紹介
キャンプがブームになっていますが、そもそも「キャンプをするメリットって何?」と疑問を抱いている方も多いでしょう。
それもそのはず。“わざわざ外にテントを立ててその中で寝る”ってキャンプをしない人からすると意味が分からないですよね。
そこで、この記事では
・キャンプをするメリット
・キャンプのデメリットや注意点
・これからキャンプを始める人に知ってほしいキャンプスタイル
について、詳しく紹介していきます。
この記事を読めば、キャンプをするメリットとデメリットを理解でき、人気の理由や自分が始めるべきかどうか判断できるようになるはずです。
実際の経験談を交えて紹介していくので、少しでもキャンプに興味がある方は参考にしてみてください。
編集者
Shun Honke
■ mypace outdoor運営者
公務員を退職後、不動産、広告代理店で営業兼コンサルタントを経験したのち、独学でマーケティングを学び、ITベンチャー企業でマーケティング担当に。その後、フリーランスとなり、趣味であるキャンプ・サーフィン
をするために宮崎県に移住。株式会社OUTRIPを設立し、アウトドアブランド「mypace outdoor」を立ち上げる。
contents
子供の教育におすすめ?キャンプがもたらす効果とは
最近では、子供の教育の一環としてキャンプに行く家族も数多くいます。
その主な理由がこちらです。
- チャレンジ精神が育まれる
- コミュニケーション能力が身につく
- 自然を知ることができる
「子供には危険だから自然の中にはなるべく行かせない」という親御さんもいると思いますが、危険なことばかりではなく“養われること”も多くあるので、一緒にキャンプに行くことを検討してみてはいかがでしょうか。
チャレンジ精神が育まれる
キャンプでは、事前の準備からテント設営、焚き火やご飯の準備、いつもと違う環境での睡眠など、子供にとって始めてのことばかりです。
そのため、「初めて〇〇をやってみる!」というように、チャレンジ精神を育むことができます。
また、何かひとつ出来た時の達成感や幸福感も、子供の成長にはとても重要な経験になるはずです。
子供はいろいろなものに触れて、好奇心、探求心が育まれることで、興味を持って勉強しようとします。
キャンプで得られる体験は、子供の人生の中できっと大きな財産となるはずです。
子供のチャレンジ精神や好奇心、探求心を育みたい場合は、一緒にキャンプに行くのもひとつでしょう。
コミュニケーション能力が身につく
キャンプでは、テント設営や焚き火、ご飯の準備など、何かと共同作業が多くなります。
そのため、周りにいる家族や友達と協力して作業をしているうちに、自然とコミュニケーション能力が身につくものです。
コミュニケーション能力による人間関係は、学校でも社会人になっても必要な能力のひとつのため、子供にはコミュニケーション能力を養ってほしいと考える親御さんは多いはずです。
何もないところで喋るのは難しくても、「テントを立てる」「ご飯を作る」などの共通の目標があると会話もしやすくなるので、キャンプというイベントを挟んでコミュニケーション能力を身につけるのもおすすめです。
自然を知ることができる
キャンプは、山、海、川、湖などの自然の中で行うため、あらゆる自然と触れ合う良い機会になります。
とくに、東京や大阪などの都心部に住んでいると自然と触れ合う機会がなく、どんどん自然離れしていきます。
子供のころに触れ合ってないと、大人になった時に「自然が怖い」「虫が怖い」など、情けない大人になってしまうでしょう。
子供のころから自然の魅力や怖さを知ることは、たくましい大人に成長するためのひとつの要素といえます。
キャンプをする4つのメリット
「キャンプにメリットを感じない」という方も中にはいるはずです。
たしかに、自分の家があるのに外で寝て、家にベッドがあるのにわざわざ寝袋で寝るって理解し難いですよね。
インドア派の方からすると、「バカ」に見えるかもしれませんが、“人間バカやっている時が一番楽しい”ものです。
キャンプをする主なメリットは、こちらの4つ。
- リラックス効果
- アウトドアスキルが身に付く
- 料理が上達する
- アクティビティなどで子供が楽しめる
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リラックス効果
キャンプは、海、山、川、湖など、自然の中で行うので、身も心もリフレッシュできます。
東京や大阪などの都心部に住んでいると、なかなか自然の中でのんびり過ごすことありませんよね。
オーシャンビュー、山の上から見る景色、湖畔の水面に映る山、一面の星空など、キャンプ場ではさまざまな景色を楽しめます。
たまには、都会の喧騒から離れ、キレイな景色を眺めることで日々のストレスを発散するのも良いでしょう。
アウトドアスキルが身に付く
キャンプをすると、火の起こし方やロープの結び方、薪の割り方など、ひと通りのアウトドアスキルを身に付けることができます。
アウトドアスキルは、いわば“生きる力”です。
普段の生活で使うことは少ないですが、災害時などや社内イベント、家族とのお出かけなどで役に立つこともあるので知っておいて損はないでしょう。
料理が上達する
キャンプでは、自分でご飯を作るため、料理の技術が上達します。
私も家ではほとんど自炊しませんが、ソロキャンプで料理を作るようになり、今ではある程度の料理なら作れるようになりました。
はじめはバーベキューなどで良いのですが、何回も行くうちに「今度は○○を作ろう」とどんどん料理意欲が湧いてくるので、楽しみながら料理の腕を上げることができます。
アクティビティなどで子供が楽しめる
お子さんのある家庭では、いつも同じ公園では子供も飽きてしまう可能性があります。
そんな時はキャンプに行ってアクティビティを体験するのもひとつです。
キャンプ場によっては、釣りや海水浴、ラフティングなど、さまざまなアクティビティを楽しめる場所もあるので、ファミリーキャンプの際はチェックしてみてください。
子供の経験のためでもありますが、意外と大人も楽しんでしまいます…。
キャンプのデメリット・注意点
キャンプにはさまざまなメリットがありますが、反対にデメリットもあるので注意が必要です。
キャンプの主なデメリット・注意点はこちら。
- 初期費用が高い
- 冬のキャンプはそれなりの準備が必要
- 車がないと不便
初期費用が高い
キャンプをするには道具を揃える必要があり、どうしても初期費用がかかってしまいます。
最低限必要なものだけを揃えても、3万円~5万円、少し良いテントを買うと5万円を超えることもあるので、そのつもりで覚悟してしきましょう。
とはいえ、キャンプは一度揃えてしまえば、買われない限り買い替える必要がないので、お金がかかるのは最初だけです。
費用を抑えたい人は、最低限の道具だけを購入して、残りはレンタルするなども検討しましょう。
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冬のキャンプはそれなりの準備が必要
キャンプを趣味にするのは良いことですが、冬のキャンプは寒く、初心者にはおすすめできません。
冬キャンプでは、スカート付きのテントや分厚いシュラフなど、寒さ対策を徹底しないと本当に凍え死ぬ可能性があります。
そのため、冬にもキャンプをしたい場合は寒さ対策を万全にして、なるべく一人ではなく誰かと行くようにしましょう。
車がないと不便
荷物が多くなるキャンプでは、車がないと少し不便に感じる可能性があります。
中には、リュックを背負って電車でキャンプ場まで行く人もいますが、自然の中にあるキャンプ場へのアクセスは断然車のほうが便利です。
また、車で行けば、急な雨などの際に車の中に避難できるので、何かと便利です。
とはいえ、東京などの都心部では駐車場も高いですし、キャンプのためには車を買うのは嫌ですよね。
そんな場合は、レンタカーやカーシェアなどの車でも問題ありません。
場所によっては汚れる可能性もありますが、ガソリンスタンドでキレイにすれば問題ないので、キャンプに行く頻度が低いからは検討してみてはいかがでしょうか。
キャンプを始めるならグループキャンプがおすすめ?
これからキャンプを始めようと考えている方は、どのキャンプがおすすめなのか気になりますよね。
キャンプには、大きく
- ソロキャンプ(1人)
- キャンプデート(2人)
- グループキャンプ(2~3人)
- ファミリーキャンプ(家族)
などの種類がありますが、初心者の場合はキャンプ経験者とグループキャンプに行くのがおすすめです。
いきなりソロキャンプから始めてしまうと、何をしていいのか分からずキャンプを楽しめないまま終わってしまう可能性があります。
キャンプは自然の怖さを知るのも魅力のひとつですが、楽しくないと趣味として続きません。
まずは、キャンプを楽しめるように、グループキャンプで経験を積むのが理想といえます。
キャンプデート
恋人と「次のデートはキャンプにしよう」となることもあるでしょう。
キャンプデートは、2人の距離も縮まり、信頼関係も芽生えるのでとても良いデートプランですが、お互い初心者の場合は注意点もあります。
- 何もできない男性に頼りなさを感じてしまう
- 手伝ってくれない女性に嫌気がさす
- 普段と違う環境なのでイライラしやすい
など、キャンプデートに行って喧嘩になることないように気を付けましょう。
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ファミリーキャンプ
家族で行くファミリーキャンプは、お子さんも喜ぶこと間違いないでしょう。
都会に住んでいると自然に触れる機会が少ないので、お子さんの良い経験にもなるはずです。
ただし、夏のキャンプでは「虫」や「暑さ」など、対策しないと危険なことも多いので、小さなお子さんとキャンプに行く場合は注意が必要です。
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グランピング・コテージ
「まだ、キャンプを始めるか分からないけどキャンプ気分を味わいたい」という方は、グランピングやコテージを利用するのもおすすめです。
グランピングやコテージなら、必要な物や設備が整っているのでキャンプ道具を買い揃える必要がありません。
また、キャンプで問題となる「水回り」や「虫」「温度管理」などの心配もないので、安心して快適に過ごすことができます。
とりあえずキャンプ気分を味わいたい方は、グランピングやコテージを検討してみても良いのではないでしょうか。
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まとめ
キャンプには、自然の中で行う「リラックス効果」や災害時に役立つ「アウトドアスキルが身に付く」などのメリットがある反面、どうしても初期費用がかかってしまうというデメリットもあります。
ソロキャンプの最低限の道具だけを購入しても3万円~5万円程度、ファミリーキャンプになると10万円を軽く超えるはずです。
そのため、なかなか踏み出せない方も多いと思いますが、それ以上に楽しい体験がキャンプにはあるんです。
もし、少しでもキャンプに興味があるなら、知り合いのキャンパーに連れて行ってもらうかグランピングやコテージでキャンプ気分を味わってみてください。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。