シェラカップがいらない3つの理由!キャンプでの使い道や魅力とは

キャンプの必要な物リストに挙げられることの多いシェラカップですが、中には「シェラカップはいらない」という声もあります。
では、なぜシェラカップはいらないと言われるのでしょうか。
また、そもそもシェラカップとはキャンプでどのような使い方ができるのでしょうか。
この記事では、シェラカップの使い方や魅力について詳しく解説していきたいと思います。
シェラカップが「いる」「いらない」の答えについては、この記事を参考にして検討してみてください。
【この記事のポイント】
・シェラカップはどうやって使うのか
・シェラカップの魅力とは
・シェラカップがいらないと言われる理由
編集者
Shun Honke
■ mypace outdoor運営者
公務員を退職後、不動産、広告代理店で営業兼コンサルタントを経験したのち、独学でマーケティングを学び、ITベンチャー企業でマーケティング担当に。その後、フリーランスとなり、趣味であるキャンプ・サーフィン
をするために宮崎県に移住。株式会社OUTRIPを設立し、アウトドアブランド「mypace outdoor」を立ち上げる。
contents
そもそもシェラカップに何に使う?

そもそも、シェラカップはどう使う物なのか知らない方も多いのではないでしょうか。
シェラカップは金属やシリコンで作られたカップで、主なキャンプでの使い方はこちらです。
- クッカーの代用
- 食器
- 軽量カップ
- 調理器具
- お玉
- インテリア
上記のとおり、シェラカップはさまざまな用途で使用できるため、ひとつ持っておくととても便利なアイテムといえます。
また、上記以外にも、アルコールストーブの風防や衣類のシミ抜きの際にも使うことができるので、いわば“キャンプの便利屋”といったイメージです。
鍋の代用として使用する
ステンレスやチタンなどの直火可能なシェラカップは、鍋の代用として使用できます。
鍋の代用として使用する場合は、一般的な300mlのサイズではなく500mlや寸胴タイプのシェラカップを使用するのがおすすめ。
ファミリーキャンプなどの大勢キャンプでは少し使いづらいかもしれませんが、ソロキャンプやキャンプデートなどの際には、鍋の代用として非常に重宝されます。
よく、ラーメン鉢として使用している方が多いですが、ちょっと変わった使い方として「天ぷら」や「串カツ」などもおすすめです。
フライパンの代用として使用する
「フライパンって結構嵩張るのでできれば持っていきたくない」という方も多いのではないでしょうか。
私も、ソロキャンプではフライパンを持って行かずに、シェラカップで代用すること多いのでとても重宝しています。
ただし、シェラカップは焦げやすいので、油を多めにひいたり、焦げ付かないアルミホイルなどを使用するのがおすすめです。
ソロキャンプのために大きなフライパンを持って行くのは嫌という方は、シェラカップでの代用を検討しても良いでしょう。
飯盒の代用として使用する
メスティンや飯盒がなくても、シェラカップでお米を炊くことができます。
お米を炊く場合は、目盛付きのシェラカップを選ぶのがポイント。
分量の目安はこちらです。
▼お米0.5合(90ml)炊きの場合
水:110ml程度
目盛:お米と水を入れて200ml程度
▼お米1合(180ml)炊きの場合
水:220ml程度
目盛:お米と水を入れて400ml程度
※少し大きめのシェラカップが必要
燻製器の代用として使用する
中には、「キャンプで燻製に挑戦したいけど、燻製器を買うのはちょっと抵抗がある」という方も多いでしょう。
燻製器の値段は3,000~5,,000円程度で、高いものだと1万円を超えるものもあります。
そのため、手軽に燻製料理を作りたい場合はシェラカップがおすすめです。
シェラカップを使った燻製料理の作り方はこちら。
[ 準備するもの ]
・シェラカップ(直火対応)
・シェラカップ用の蓋(アルミホイルで代用可)
・シェラカップ用の網
・アルミホイル
・スモークチップ
・コンロorバーナー
・燻製する食材(チーズ・ベーコン・たまごなど)
-
Step1シェラカップにアルミホイルを被せる
食材が焦げ付かないように、シェラカップと蓋にアルミホイルを被せます。 アルミホイルは一度丸めてしわを付けてから被せると、破れることなく上手く被せることができます。
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Step2スモークチップを入れる
シェラカップにスモークチップを適量入れ、シェラカップ用の網を底に敷きます。
-
Step3食材を入れ火にかける
網の上に食材を乗せ、シェラカップ用の蓋(もしくはアルミホイル)をして火にかけます。 火は弱めの中火から始め、香り煙が出たら弱火にします。
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Step4火を止め放置
3~5分程度加熱したら火を止め、そのまま5分程度置きます。 火を止め置くことで、燻製らしい色が付くようになります。
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Step5出来上がり
自分好みの色になれば完成です。
蒸し器の代用として使用する
意外と知られていませんが、シェラカップは蒸し器としても使用できます。
作り方は至って簡単で、シェラカップに水を入れ、シェラカップ用のザルや網に載せた食材を投入。
もう一つのシェラカップを逆さまにして蓋をするように蒸せば完成です。
中には、シェラカップ用の「せいろ」なども販売されているので、本格的に蒸し料理をしたい方はチェックしてみてください。
シェラカップがいらないと言われる3つの理由

シェラカップにはさまざまな魅力がありますが、「いらない」と言われる理由もあります。
シェラカップがいらないと言われる主な理由はこちらです。
- 結局シェラカップの使い道が分からない
- ソロキャンプではクッカーがあれば十分
- 直火にかけられないものがある
結局シェラカップの使い道が分からない
シェラカップはいらないと言われる一番の理由は、「使い道が分からない」ということです。
結局何に使えば良いのか分からないから、必要ないと感じる方が多いのでしょう。
しかし、先ほどもお伝えしてように、シェラカップは調理、食事に関しては何でもできる万能アイテムです。
シェラカップを器やケトルなど、ひとつの用途のみで考えるのではなく、シェラカップひとつでさまざまなことができることが分かれば、可能性は大きく広がるでしょう。
『シェラカップ』
— TAR−BOH *。♫.°♪*。♬꙳♩*。♫ (@jonny_510) February 24, 2022
一応、元キャンパーなので持ってはいるのですが…
生まれてから一度も使った事がありません 😅
てか 自分的には使う時がない…必要ない…いらない…そんな感じです。 pic.twitter.com/YY0qH6rSPq
ソロキャンプではクッカーがあれば十分
「ソロキャンプではクッカーがあれば十分」というのも、シェラカップがいならい理由のひとつです。
たしかに、ソロキャンプではクッカーがあればほとんどカバーできるので、シェラカップを持っていく必要はないともいえます。
ただし、キャンプ飯にこだわって食器が多く必要な場合や、クッカーと同時進行で調理を進める場合などはシェラカップがあるとより便利になるでしょう。
シェラカップ買おうかずっと迷ってるけど、自分のスタイルには必要ない気がする。
— つばめ (@kiritanpanda) March 30, 2022
あれば雰囲気は出るんだろうけど。
直火にかけられないものがある
すべてのシェラカップが直火に対応しているとは限りません。
基本的に、直火にかけて良いのは「ステンレス素材」のシェラカップのみになります。
そのため、直火にかけられないアルミやチタンのシェラカップを購入した方は、シェラカップを最大限活かすことができずに「いらない」と判断してしまうのでしょう。
ゴールドに輝くチタンめっきコーティングのシェラカップをコールマンの直営店で買ってきました。
— あトん🤖Web CodingとAV好きなエンジニア (@HeavyPeat) April 8, 2023
直火だと焼けてしまうので鍋ではなく食器や飲み物のカップとして使う予定です。#シェラカップ #コールマン pic.twitter.com/LsXed0cKoQ
シェラカップは必要?その魅力とは

シェラカップの使い道はさまざまですが、「キャンプに必要なのか?」疑問に思う方もいるでしょう。
そんな方に、シェラカップの魅力をお伝えしていきます。
シェラカップの魅力はこちら。
- 調理器具として万能に使える
- スタッキング性能が高い
- サイズによって用途を使い分けられる
- 子どもでも使いやすい
- インテリアとしてアウトドア感が出る
調理器具として万能に使える
シェラカップは調理器具として万能に使用することができます。
とくに、目盛り付きのシェラカップであれば、軽量から調理まですべて一貫して行うことも可能です。
また、直火ができるタイプは鍋やケトルの代わりにお湯を沸かすことも可能で、コーヒーなどのドリンクを飲むことにも適しています。
中には、「お湯を沸かすならケトルでいい」「コーヒー飲むならマグカップでいい」「器ならお皿を持っていけばいい」と考える人もいるかもしれませんが、シェラカップはそのすべてをひとつで完結できるところに魅力があります。
すべての道具を持っていくのではなく、シェラカップひとつにまとめて荷物を少なくできるのは、キャンプでは大きなメリットといえるでしょう。
スタッキング性能が高い
シェラカップは、スタッキング性能の高さも魅力のひとつ。
キャンプではなるべく荷物を少なくしたいので、シェラカップのように何個持っていても重ねて収納できるのはとても便利です。
とくに、グループキャンプやファミリーキャンプなどの大人数キャンプの場合は、食器や舞うカップなどをすべて別々にしていると何かと荷物が増えてしまいます。
そんな時は、シェラカップでまとめて荷物を少なくするのもひとつでしょう。
サイズによって用途を使い分けられる
一般的なシェラカップは300ml~330mlほどのサイズですが、ほかにも400mlや500ml以上の大きなシェラカップや、100ml以下の小さなシェラカップもあります。
そのため、シェラカップのサイズに合わせて用途を使い分けることができるのも大きな魅力です。
例えば、100ml以下の小さなシェラカップは、軽量や調味料、薬味入れ、おちょこなどに使用し、400ml以上の大きなシェラカップはレトルト食品の加熱やどんぶりとして使用するのもひとつ。
また、900ml以上のシェラカップでは、パスタや袋麺の調理もしやすく、そうなると鍋を持っていく必要もなくなるでしょう。
子どもでも使いやすい
シェラカップは、しっかりとした持ち手がついていることも特徴のひとつ。
この持ち手が付いていることで調理もしやすくなっているのですが、一番は“子どもが持ちやすい”ということです。
大人は普通に思えますが、子どもにとっては持ち手が「ある」と「ない」では大きく変わります。
お子さんと一緒に行くファミリーキャンプでは、しっかりとした持ち手がついて食べやすいシェラカップはかなり重宝されるでしょう。
インテリアとしてアウトドア感が出る
基本的に、シェラカップは調理や食事などに使われることが多いですが、インテリアとして飾るだけでアウトドア感が出るのも魅力といえます。
テーブルの横やハンガーラックなどに吊るされているだけで絵になるので、使わない時は並べて吊るしておくと良いでしょう。
結論シェラカップはいらない?こんな人におすすめ!

シェラカップが「いる」「いらない」の結論は、自分で答えを出すのがベストです。
ちなみに、ソロキャンプ、グループキャンプをメインにする私は、シェラカップは必ず持っていきます。
ソロキャンプの場合はクッカーを使って食事をするケースも多いので、そこまで使用頻度は高くありませんが、シェラカップがあると何かと便利なのであって損はないでしょう。
シェラカップが「いる」のか「いらない」のか迷っている方に、おすすめの人の特徴を紹介するので、自分が当てはまるかチェックしてみてください。
使う道具を最小限にして荷物を減らしたい人
道具を最小限にして、なるべく荷物を減らしたい人はシェラカップがおすすめです。
万能な使い道は汎用性も高く、スタッキングできるので収納面でも心配いりません。
登山やソロキャンプなど、荷物を減らしたい方はシェラカップで賄うのがベストでしょう。
ファミリーキャンプがメインの人
グループキャンプやファミリーキャンプなどの大人数キャンプがメインの人にはシェラカップがピッタリです。
マグカップやクッカーなどは人数分用意すると荷物がかさばってしまいますし、持ち運びも大変になります。
その点、シェラカップはスタッキングできるので、この問題は解決されます。
また、シェラカップはお子さんも安全に使え、みんなでシェアする調味料入れなどにも使用できるので、大人数キャンプにおすすめです。
「アウトドア」を楽しみたい人
シェラカップを一般家庭で使う人はほとんどおらず、アウトドアアイテムというイメージがあります。
そのため、シェラカップでご飯を食べるだけでアウトドア感・キャンプ感が出て、気持ちを上がってくるでしょう。
また、インテリアとして吊るすだけで雰囲気が出るので、アウトドアを楽しみたい人にはおすすめです。
おすすめのシェラカップはステンレス素材!

シェラカップを選ぶ際、サイズやデザインも重要ですが、キャンプで使用するなら素材をまずは確認しましょう。
おすすめは、サビにくく直火もできる「ステンレス」です。
それでは、ステンレス素材のおすすめのシェラカップを紹介していきます。
スノーピーク:マグ・シェラカップ
シンプルで使いやすい310mlのシェラカップです。
アバウトではありますが目盛りも付いており、キャンプで使用する分には十分でしょう。
これと言った大きな特徴はありませんが、値段の安さを考えるとかなりコスパの良いシェラカップといえます。
ユニフレーム:燕三条シェラカップ300
金属加工のメッカとして知られる燕三条で作られたシェラカップで、こちらも目盛りが付いているので軽量カップとしても使用することができます。
ステンレス素材なので耐久性に優れ、ユニフレーム特有の秀逸なデザインも魅力のシェラカップです。
まとめ
シェラカップが「いる」のか「いらない」のかは、人それぞれです。
この記事でもお伝えした、シェラカップの使い道や魅力、いらない理由などを参考に検討していると良いでしょう。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。