奄美大島のシュノーケルスポットBEST7!旅行前に知りたい最新情報
「奄美大島でシュノーケリングしたいけど、どこがおすすめスポットなのか分からない」
「ウミガメに会える海でシュノーケリングしたい」
キレイな海に、色鮮やかなサンゴ礁や魚たち。
奄美大島に旅行で行くならシュノーケリングしたい方が多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では
・奄美大島がシュノーケリングにおすすめの理由
・奄美大島のシュノーケルスポット
・奄美大島でシュノーケリングを楽しむ方法
について、詳しく解説していきます。
実際に旅行に行き、奄美大島内各所でシュノーケリングをした私の実体験を踏まえておすすめスポットを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
編集者
Shun Honke
■ mypace outdoor運営者
公務員を退職後、不動産、広告代理店で営業兼コンサルタントを経験したのち、独学でマーケティングを学び、ITベンチャー企業でマーケティング担当に。その後、フリーランスとなり、趣味であるキャンプ・サーフィン
をするために宮崎県に移住。株式会社OUTRIPを設立し、アウトドアブランド「mypace outdoor」を立ち上げる。
contents
奄美大島はシュノーケリングの名スポット?
鹿児島県南方、沖縄県との中間に位置する奄美群島に属する奄美大島。
2021年7月には、徳之島、沖縄県北部、西表島とともに世界自然遺産にも登録された離島のひとつで、魅力は何といっても見渡す限りの“大自然”。
西表島に次ぐ日本で2番目の面積を誇るマングローブ原生林などがあり、絶滅危惧種のアマミノクロウサギやルリカケスなどの固有生物が数多くいるのが特徴です。
また、森林地帯と同じように、島内をグルっと囲むのは「通称:奄美ブルー」とも呼ばれる透明度の高い美しい海。
その海の中には、サンゴ礁や色鮮やかな魚、ウミガメなどの海洋生物がたくさん生息しています。
日本では北は北海道からシュノーケルスポットが数多く点在していますが、その中でも奄美大島はシュノーケルスポットが多く、たくさんの海洋生物を見ることができるので人気となっています。
奄美大島でシュノーケルするなら7月がおすすめ!
奄美大島は、比較的1年を通して温暖な気候のため12月~3月の冬のシーズンでも平均水温が20℃を下回ることはほとんどありません。
そのため、冬でもシュノーケリングすることは可能ですが、さすがに冬場は寒くてウェットスーツが必要なので、ベストシーズンは梅雨明けの7月。
8月以降は台風に襲われてしまう可能性もあるので、シュノーケリング目的で奄美大島に行くなら7月を狙って行きましょう。
ちなみに、7月はベストシーズンで観光客も多くなりますが、奄美大島にはシュノーケリングスポットがたくさんあるので、混み合う心配はありません。
どのスポットに行っても快適にシュノーケリングを楽しめるので、ぜひ7月の晴れた日に行ってみてください。
参照:気象庁 | 海面水温に関する診断表、データ 沿岸域の海面水温情報
奄美大島のシュノーケルスポットBEST7!
奄美大島にはたくさんの海水浴場があり、どの海もキレイなのですが、中でもシュノーケリングにおすすめのスポットを紹介していきます。
第1位:タエン浜海水浴場
奄美空港から車で約1時間40分。
大島郡の宇検村(うけんそん)にあり、神秘的なエメラルドグリーンの透明な海が特徴のビーチ「タエン浜海水浴場」
何度か奄美大島にシュノーケリングに行っていますが、タエン浜がNo.1にキレイでおすすめです。
シュノーケリングだけでなく、シーカヤックやSUPなどにもおすすめのスポットで、私はまだ見たことがありませんが、タイミングが合えば海岸のすぐ沖合を泳ぐイルカに出会える可能性もあるそうです。
タエン浜海水浴場のポイント
- 奄美空港から車で約1時間40分
- シャワー・トイレあり
- 駐車場あり
第2位:実久(さねく)ビーチ
奄美大島の古仁屋港からフェリーに乗ること約25分で加計呂麻(かけろま)島へ。
加計呂麻島の瀬相港から車で約30分の位置にある実久(さねく)ビーチは“実久ブルー”と呼ばれる一目惚れしてしまうようなキレイな青い海が特徴。
2013年の土曜ドラマ「島の先生」のロケ地としても使用されたビーチで、加計呂麻島を代表するビーチのひとつです。
実久集落には2つの宿泊施設があるので、加計呂麻島に行く際は一泊するのもおすすめです。
実久ビーチのポイント
- 奄美空港から古仁屋港まで車で約1時間40分
- 古仁屋港から加計呂麻島(瀬相港or生間港)までフェリーで約25分
- 瀬相港から実久ビーチまで車で約30分
- 生間港から実久ビーチまで車で約50分
- シャワー・トイレあり
- 駐車場あり
第3位:スリ浜海岸
実久ビーチと並んで加計呂麻島の代表的なビーチで「白い村」と呼ばれています。
スリ浜は、寅さんで有名な「男はつらいよ」のロケ地にも使用され、透明度の高いキレイな青色の海が特徴です。
私が行ったときは実久ビーチよりも魚が多く、7月のベストシーズンにもかかわらず人がいなくて借り切り状態でした。
「離島に来たな」と感じる冒険心も焚き付けられるような雰囲気の良い海岸なので、加計呂麻島に行く際はぜひ行ってみてください。
注意点は、トイレとシャワーが分かりづらいので、もし分からない場合は「奄美せとうち観光協会」に電話することをおすすめします。
スリ浜海岸のポイント
- 奄美空港から古仁屋港まで車で約1時間40分
- 古仁屋港から加計呂麻島(瀬相港or生間港)までフェリーで約25分
- 瀬相港からスリ浜海岸まで車で約20分
- 生間港からスリ浜海岸まで車で約7分
- シャワー・トイレあり(分かりづらい)
- 駐車場なし(駐車できるスペースあり)
第4位:土盛(ともり)海岸
島内に住む人が“奄美でもっともキレイな海”と絶賛するほどの海岸で、奄美空港から車で約5分という立地の良さも魅力のひとつ。
サンゴ礁などもキレイですが、干潮時には逃げ遅れた魚たちが迷い込み、たくさんの海洋生物を観察することができます。
リーフに囲まれた遠浅の海と白い砂浜を満喫できる、おすすめのシュノーケルスポットです。
土盛海岸のポイント
- 奄美空港から車で約5分
- シャワー・トイレあり(シャワーではなく蛇口+ホース)
- 駐車場あり
第5位:ヤドリ浜
奄美大島南部に位置する「ヤドリ浜」は、加計呂麻島を一望しながらシュノーケルを楽しめる名スポットです。
比較的波も穏やかで、運が良ければウミガメに出会えるかも。
私も一度ウミガメを発見し一緒に泳ぎましたが、とてもかわいいので奄美大島でシュノーケリングをするなら絶対行ってほしいポイントです。
近くにキャンプ場や宿泊施設もあるので、ヤドリ浜に泊まるのも良いでしょう。
ヤドリ浜のポイント
- 奄美空港から車で約5分
- シャワー・トイレあり
- 駐車場あり
第6位:嘉鉄(かてつ)ビーチ
奄美大島南部に位置する「嘉鉄ビーチ」は、奄美空港から車で約1時間40分ほど。
「ハートが見える風景」や「マネン崎展望広場」などの観光名所のすぐそばにあり、“嘉鉄ブルー”と呼ばれるキレイな青い海が特徴です。
嘉鉄湾は、アマミホシゾラフグのミステリーサークルでも有名なスポットで、シュノーケリングだけなくダイビングにもおすすめのスポットです。
アマミホシゾラフグを見るために奄美大島に行くという方も多くいるほどなので、興味がある方は嘉鉄ビーチに行ってみてはいかがでしょうか。
嘉鉄ビーチのポイント
- 奄美空港から車で約1時間40分
- シャワー・トイレあり
- 駐車場あり
第7位:崎原(さきばる)ビーチ
奄美空港から約20分で行ける「崎原ビーチ」は、白くサラサラの砂浜が魅力でエメラルグリーンに輝く海はまさに絶景です。
海はキレイなのですが、崎原ビーチまでの道のりが狭く険しいため、運転が苦手な方にはあまりおすすめできません。
そんな道路事情もあってか、観光客向けに開発が進んでいないので、奄美大島の中でも人が少なく穴場スポットといえるでしょう。
崎原ビーチのポイント
- 奄美空港から車で約20分
- シャワー・トイレあり
- 駐車場あり
奄美大島でシュノーケルを楽しむ2つの方法
奄美大島では、サーフィンやSUP、カヤックにダイビングなど、さまざまなマリンスポーツを楽しめますが、シュノーケルを楽しむには2つの方法があります。
- ツアー体験に参加する
- 自分で道具を準備する
ツアー体験に参加する
「シュノーケリングしたいけど、初めてで不安…。」
「絶対にウミガメを見に行きたい」
という方は、シュノーケルツアーに参加するのがベストです。
時期やその日の天候などによって、海の中はもちろんですが海の中で暮らす海洋生物の動きも変わってきます。
そのため、奄美大島の海を熟知したプロのガイドに案内してもらうことで、シュノーケルをより楽しむことができます。
また、シュノーケルが始めてで不安な方でも、ツアーであれば初心者の方にも使い方などをレクチャーしてくれるので安心してシュノーケルを楽しめるでしょう。
ツアーを開催している会社によって、対象年齢やツアー内容が異なる場合があるので、比較して自分に合った会社を選んでみてください。
自分で道具を準備する
シュノーケルツアーに参加しなくても、自分で道具を揃えて行けばツアー費用もかからないので気楽に楽しむことができます。
シュノーケルの使い方などはネットで調べればいくらでも出てきますし、YouTubeなどでも耳抜きのやり方などを紹介している動画があるので、初心者の方でも問題ありません。
時間に縛られることもないので、とくに特別な理由がなければ私は自分でシュノーケルすることをおすすめします。
ただし、ネックなのはシュノーケルセットを持っていかないといけないということ。
荷物が増えるので、そこだけ注意して楽しむようにしましょう。
シュノーケリングに必要な道具
ツアーに参加する、現地でレンタルする場合を除いて、基本的にはシュノーケリングをするなら道具を揃えなければいけません。
シュノーケリングに必要な道具はこちらです。
- 水中マスク・シュノーケリング
- フィン
- マリンシューズ
- くもり止め
- ライフジャケット
水中マスク・シュノーケリング
シュノーケルの水中マスクには、
・一眼
・二眼
・フルフェイス
と、大きく3つの種類がありますが、初心者におすすめなのはオーソドックスで視界の広い「一眼タイプ」です。
大きすぎると水が入りやすくなってしまうので、水中マスクを購入する際はサイズに注意して購入するようにしましょう。
また、シュノーケリングでは「シュノーケル」が必須アイテムです。
最近では水中マスクとセットになっているものが多いので、とくにこだわりがなければセット購入で問題ありません。
シュノーケルでおすすめなのは、ゴム独特の臭さが少ない「シリコン製」で、肺活量に自信がない場合は息のしやすいパイプが細いタイプを選びましょう。
フィン
泳ぐ際に推進力を出すにはフィンが必要です。
フィンがあるだけで体力の消耗を抑えながら水中を優雅に泳ぐことができるので、シュノーケルをする際は必ず準備しましょう。
フィンが硬いほど推進力は発揮されますが、その分水の抵抗が増え脚力が必要になるので、初心者の方にはやわらかいフィンがおすすめです。
マリンシューズ
奄美大島は基本的にリーフ(サンゴ礁)なので、素足で歩くと足を切ってケガをします。
そのため、シュノーケルをする際はマリンシューズやフィンソックスなどを履いて動くようにしましょう。
くもり止め
安い水中マスクは、使っているとすぐに曇って前が見えなくなってしまいます。
そのため、くもり止めを持っておくといざというときに便利です。
日焼け止めなどを塗る際に、一緒に水中マスクにもくもり止めを塗っておくとよいでしょう。
ライフジャケット
ライフジャケットは必須ではありませんが、小さなお子さんがいる場合や泳ぎが苦手な方は着用することをおすすめします。
とはいえ、ライフジャケットを持っていくとなると荷物が嵩張ってしまうので、現地でレンタルするのもひとつです。
まとめ
1年を通して温暖な奄美大島はシュノーケルの名スポットです。
中でもおすすめの時期は“梅雨明けの7月ごろ”で、8月以降は台風が接近してくる可能性があるので注意が必要です。
この記事では、おすすめのシュノーケルスポットをランキング形式で紹介しましたが、海の中は時期やその日の天候などによって大きく異なります。
また「晴れの時に見るとキレイでも、曇りの時に見るとそうでもない…」ということもあるので、それも自然の良さだと思って楽しんでみてください。
1度の旅行ですべてのスポットを回るのは難しいと思うので、いくつか行きたいスポットをピックアップして奄美大島に行きましょう。
実際の体験談や失敗したこと、おすすめのお店などは公式LINEで質問を受け付けているので、そちらもご活用ください。