フリーサイトとは?キャンプ場選びで知っておきたいポイントとは
キャンプ場を探していると「フリーサイト」や「区画サイト」という言葉を目にすることがあるでしょう。
初めてのキャンプ場選びではどちらが良いのか迷ってしまうかもしれませんが、正直どちらのサイトを選んでも問題なくキャンプはできます。
しかし、本当に自分に合ったキャンプ場を選ぶには、「フリーサイト」「区画サイト」それぞれのメリット・デメリットを把握しておく必要があります。
そこで、この記事ではフリーサイトの魅力や注意点について詳しく解説していきます。
キャンプ場選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【この記事のポイント】
・フリーサイトとは
・フリーサイトのメリット
・フリーサイトの注意点
編集者
Shun Honke
■ mypace outdoor運営者
公務員を退職後、不動産、広告代理店で営業兼コンサルタントを経験したのち、独学でマーケティングを学び、ITベンチャー企業でマーケティング担当に。その後、フリーランスとなり、趣味であるキャンプ・サーフィン
をするために宮崎県に移住。株式会社OUTRIPを設立し、アウトドアブランド「mypace outdoor」を立ち上げる。
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フリーサイトとは?大きく2種類
フリーサイトは大きく分けると「普通のフリーサイト」と「オートフリーサイト」の2種類があります。
一般的なフリーサイトは車の横付けができずサイト近くに車を止めることになるため、キャンプ道具は自分で運ばなければなりません。
しかし、中には車をテントに横付けできる「オートフリーサイト」というサイトもあり、オートフリーサイトであれば荷物の移動も楽に行うことが可能です。
※サイトとは
テントやタープを設営し、キャンプ拠点となるスペースのこと
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フリーサイト3つのメリットとは
フリーサイトでキャンプするメリットは大きくこちらの3つです。
➀サイトを広々使える
➁設営場所を自分で選べる
➂区画サイトより料金が安い
それでは、ひとつずつ詳しく見て行きましょう。
➀サイトを広々使える
フリーサイトの一番のメリットは、サイトを広々使えることです。
区画サイトは使える範囲が事前に決められていますが、フリーサイトはキャンプ場を自由に使うことができます。
そのため、テントやタープなどのギア(キャンプ道具)を悠々自適に広げてくつろぐことができるので、快適にキャンプを楽しむことができるでしょう。
特に、ファミリーキャンプなどで使用する大きめのテントは、区画サイトでは設営できないこともあります。
その点、フリーサイトであれば大きめのテントや場所を取るギアの設営も可能なので、グループキャンプやファミリーキャンプには大きなメリットとなるでしょう。
➁設営場所を自分で選べる
フリーサイトの場合、空いている場所を好きに使ってテントやタープを設営することができます。
例えば、日除けのために木陰を選んだりロケーション重視で景色の良い場所を選んだりするのも良いでしょう。
設営場所が決まっている区画サイトではできないことなので、これはフリーサイト特有のメリットといえます。
ただし、ロケーションの良い場所はすぐに埋まってしまう可能性があるので、早めのチェックインがおすすめです。
➂区画サイトより料金が安い
きちんと整備された区画サイトより料金が比較的安いことも、フリーサイトの大きなメリットです。
一般的に、区画サイトは1泊3,000円~5,000円程度しますが、フリーサイトの場合は1,000円~2,000円程度で利用できることもあります。
大人数でのグループキャンプやファミリーキャンプの場合、区画サイトでは結構な出費になってしまいます。
サイト料金を少しでも節約したい方はフリーサイトの利用を検討してみましょう。
また、基本的にキャンプ場は事前予約が必要ですが、中には予約なしで行けるフリーサイトもあり、「キャンプに行きたい!」と思い立ったときに行動することも可能です。
フリーサイトの注意点|キャンプ場選びで知っておきたいポイント
フリーサイトには多くのメリットがありますが、同時に注意点があることを知っておきましょう。
キャンプ場を選ぶ際は、メリットとデメリットの両方を天秤にかけて自分に合ったキャンプサイト選ぶことが重要です。
フリーサイトを利用する際の注意点はこちら。
・シーズン中は混雑することがある
・車の移動には十分注意する
・設営場所の判断が難しい
さっそく、ひとつずつ見て行きましょう。
夏のシーズン中は混雑することがある
基本的にキャンプはやろうと思えば1年中できるものですが、7月~9月までの夏の期間中はハイシーズンと呼ばれキャンプ人口が一気に増えます。
そのため、人気のキャンプ場には多くのキャンパーが集まり、フリーサイトが混雑するというのはよくあることです。
フリーサイトが混雑すると、隣の人とテントが近かったりタープを設営する場所がなかったりと何かとゆっくりくつろぐことができません。
そもそも、自然の中でゆっくりしたいのに人が多い時点でストレスを感じてしまう方も多いはずです。
フリーサイトは自由に設営できることがメリットとしてありますが、のんびりとキャンプを楽しみたい方は、人気キャンプ場は避けるようにしましょう。
車の移動には十分注意する
オートフリーサイトでは道という道がなく、いたるところを車が走っています。
テントの脇を通ることもあるので、サイト内で車を運転する場合は子供の飛び出しなどに十分注意するようにしましょう。
特に、街灯がほとんどないキャンプ場は、夜になると真っ暗になってしまいます。
車の移動だけなく、周りには気を付けて行動するようにしましょう。
設営場所の判断が難しい
初めてのキャンプの場合、自由にテントを設営して良いと言われてもどこに設営するか迷ってしまいますよね。
初心者の方がフリーサイトを使う際に覚えておくべきポイントが2つ。
➀平らな場所にテントを設営すること
➁炊事場やトイレの近くは避けること
平らな場所でなければ寝るときに傾斜が気になって眠れないこともあります。
テーブルやチェアなどのギアを設置しても、少し斜めになってしまい使いにくいので、必ず平らな場所を見つけて設営するようにしましょう。
また、炊事場やトイレは他のキャンパーも使用するため、人目を気にせず落ち着いてキャンプを楽しむことができなくなります。
フリーサイトに人が少ない時は良いのですが、人が多い時は炊事場やトイレ付近も避けるようにしましょう。
雨対策としての設営場所の選び方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
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まとめ
キャンプには大きく「フリーサイト」と「区画サイト」の2つがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、お互いの特徴を理解した上で、自分に合ったキャンプサイトを選ぶようにしましょう。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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